今年最後の記事2024.12.30 19:17今九州の実家に帰省しています、夜中に起きて東京新聞を読んだり、フランス19世紀の作家ドーデの「月曜物語」(岩波文庫)が本棚にあったので少し読んだり、ドーデの短編は国木田独歩の短編を思い出させ味のある文章です、昔の庶民の生き様の描写がこうやって時間を越えて読める、再現される、これは...
期待しないこと。2024.12.25 14:29アンティークをイギリスで仕入れても直ぐに売れないことは多い、自分で良いと思っていてもぼくと同じように思う人がいなければ店の隅に居続けることになる、長いときは十年くらい動かず鎮座していることもある。もうその存在すらも忘れているとある日ふと誰かがやって来てそれを手に取り買っていく、ぼ...
こんな時代に、、。2024.12.22 09:17最近時代の劣化、流行しているもの全般の劣悪さをつとに感じる。ネットの関与するところも大きいだろうが、お金さえ持っていれば似非「通」ぶれるこんな時代もどうかと思う、似非グルメ似非目利き似非趣味人、全てに共通しているのは、ベースの無いところにお金だけ注ぎ込んで出来上がった悪趣味は見る...
白蝶貝のジュエリーケース2024.12.22 07:46白蝶貝の箱(18,5 x 15,5 x 6 cm)、イギリス製、19世紀中頃。今回の仕入れ品。ジュエリーボックスかなと思うのですが、実は写真にあるように、1800年頃に白蝶貝で作られた上流階級の人がゲームをするときに使った四角いチップ(カウンターと呼ばれている)を入れた箱がこのよ...
年末年始の営業日、30日~3日休みます。2024.12.19 16:08年末は29日(日)迄の営業、年始は4日から営業します。例年何時もこんな感じです、基本年末年始は人は余り来ませんが、意外な方が現れたり新しいお客様が来られたりで予測出来ないですね。新しい人との出逢いは何時も楽しいものです、お互いの気が合えばまたここを訪れてくれるでしょうし、相性の問...
腕時計と名刺入れ。2024.12.19 06:58腕時計(ケース横の長さ 33mm)、名刺入れ(10,2 cm x 7,8 cm)、腕時計はスイス製のAccurist というブランド、1960年頃、調整済み。リューズの位置が変わっている、ケースは六角形。名刺入れはべっ甲に白蝶貝、1860年頃。今回の仕入れ品。今回のイギリス仕入れ...
夜明け方に思う、、。2024.12.17 20:48帰国して暫くは時差ボケが取れない、僕はそれに抗わず眠たいときに眠る、パイプを喫う、棒茶を飲む、くだらないネットニュースを見る、ネットニュースはニュースというより週刊誌のゴシップに近い、ページを開くとそれが履歴になりバイアスが更にかかるのでニュースは余り開かない、所詮読んでも心に残...
ブラジル的解決法(続編)2024.12.13 16:52(12/7の記事の続き)それから数日の間僕は朝下の階に降りる度にマシューの部屋のドアを見た、ドアは破れたままでドアノブ大の穴からは向こうが見えていた。僕は内心思った、なんてバカな奴なんだ後先のこと考えずにドアを蹴破り部屋に鍵もかけられない、しかも修理するのにどれだけお金が掛かるの...
あっという間の時間。2024.12.11 05:16今日帰国します、今最後の片付けの最中。今回は時間が経つのが速かった気がします。ロンドンの地下鉄が名残惜しいです、もっと地下鉄に乗っていたいですね、先日もホームで地下鉄待ってたんですが、両手に荷物抱えてて、僕の前に三十代くらいの男性がいて、地下鉄がやって来て狭いドアが開くとその青年...
ブラジル的解決法。2024.12.07 02:18数日前のこと、夜中の一時頃下のキッチンで音がしている、僕に自分の横の部屋を貸している女性ローラが片付けをしているようだ。僕はお茶が飲みたかったのでお湯をケトルで沸かそうと下に降りていく、ローラはブラジル出身でキッチンの横にはマシューという名の同じく40歳くらいのブラジル人がいる、...
オンとオフ。2024.12.05 18:44イギリス仕入れの旅も三週目に入った、何年やっていてもアンティークの仕入れは奥が深く難しいと思う、長い仕入れの旅の中でオンとオフを上手に使い分けるのが難しいのだ。毎日仕入れればオンが続く、其処に余り仕入れない日や全く仕入れない日を挟んでリズムをつける、毎日仕入れていると何というか弾...
ホームレスを助ける若者。2024.12.01 23:19先日友人が朝早くレスタースクエアから地下鉄に乗ろうと階段を降りようとすると踊り場のところにいつもいるホームレスの人を若者が三人くらいで訪れ食料を差し入れていたらしい、ホームレスの人に何が要るか訊いて選びながらあげていたそうだ。多分彼らは慈善団体でもなく自発的に集まってやっているの...