こんな時代に、、。

最近時代の劣化、流行しているもの全般の劣悪さをつとに感じる。ネットの関与するところも大きいだろうが、お金さえ持っていれば似非「通」ぶれるこんな時代もどうかと思う、似非グルメ似非目利き似非趣味人、全てに共通しているのは、ベースの無いところにお金だけ注ぎ込んで出来上がった悪趣味は見るも辛いものだ。趣味にもしっかりとした基盤が要るものでそれにはそれなりの時間が必要だ。品の無い似非人が高級ぶって徘徊する様は余り見たくないものだ、殆ど来ないが偶にそういうのがやって来るとぼくは例えお金が余りないときでも、こんな人には買って欲しくないな、と思う、買わないで帰って欲しいと思う、嫌なのだ。インターネットの時代になり擬似真なるものが良しとされ、本当の真は隅に追いやられていく、多数が支持するものは「真」であるという、まあ言ってみれば暴力なのだ。真面目に生きてる人が今感じる無力感や遣る瀬ない気持ちはこんなところにも起因していると思う。今の作家でも同じ、似非作家が大御所顔でメディアに露出している、評論家も仕事がなくなるから本当のことは余り書かずに取り敢えずホメル。そうしてれば次も仕事がモラエル。

テクノロジーに人間が呑まれ主体性を失い奴属していくのをぼくたちは今正に見ているのだと思う。