伝説的コーヒー屋にて。2025.04.02 11:28今日は用事があり兼六園近くのあるコーヒー屋に行った、と言っても今ここは営業していないので普通の人は入れない。K珈琲は知る人ぞ知る有名なコーヒー屋、店主は八十代半ばで性格も強烈だが、彼の焙煎したコーヒーは普通には買えない、完全な紹介制。カウンターに座ると暫くして彼がコーヒーを淹れて...
検索の病い。2025.03.20 11:16人と話したりしてて知らない名前が出てくると取り敢えず検索、ググッテ何となく納得する、分かった気分になる、これが一日の中で何回も続き終いには下らないことまで思い付きで検索しだす始末。でも、検索で得たものは何の身にもならない、手の上の泡のように瞬く間に消える。気が付くと検索している、...
十数年前の空気を想う。2025.03.01 23:29この二十年で四台のカメラを使って来たのでSDカードもどれがどのカメラの物なのか分からない奴があり整理していた。それぞれのカメラ、Sonyの一眼カメラ二台とSonyのコンパクトカメラとパナソニックのコンパクトにSDカードを一つひとつ差し込みどのカメラのカードなのかチェックする、ここ...
選べない。2025.02.15 14:27僕は1962年生まれ、昭和37年、高校を卒業したのが1980年、二十代は沖縄とアイルランドで過ごし三十で金沢に来た。自分が生まれる時代は選べないし、この時代に生を受けたことに何らかの意味があるのかもしれない、生まれる場所も選べない、容姿も選べない、選べないものだらけ。三十代を過ぎ...
久し振りの積雪。2025.02.07 00:31久し振りに雪が積もりました、街中で30センチいかないくらい。生活に支障を来たすギリギリの量です、これ以上になると本当に大変になります。写真は犀川の桜橋からの眺めと店の前の通り、烏さんも橋から雪景色眺めていました。僕は犀川が大好きです、だからこの近くに住み続けてるのかも知れません。...
真夜中の読書、、。2025.01.29 19:27午前三時、神坂次郎 著「今日われ生きてあり」を読み始める、特攻隊少年飛行兵達の記録、第一話の悲恋のところを読み終える、その時僕が取った行動。何と本を部屋の端に投げ飛ばした、のだ。何故か、自分でもよく分からない、若くして死んだ特攻兵の悲恋の悲しさ、彼の特筆すべき知性に満ちた遺書、恋...
物の値段。2025.01.18 22:07ある方と話しているときにレストランの値段の話しになった、その方が日頃五、六千円のコース料理を提供するレストランが特別な素材を使い三万円近いコースを出すというので行かれたそうだ。ぼくはその話しを聞いていて思った、日頃千円単位の料理を出している人が特別な素材を使ったからといって急に万...
今年最後の記事2024.12.30 19:17今九州の実家に帰省しています、夜中に起きて東京新聞を読んだり、フランス19世紀の作家ドーデの「月曜物語」(岩波文庫)が本棚にあったので少し読んだり、ドーデの短編は国木田独歩の短編を思い出させ味のある文章です、昔の庶民の生き様の描写がこうやって時間を越えて読める、再現される、これは...
期待しないこと。2024.12.25 14:29アンティークをイギリスで仕入れても直ぐに売れないことは多い、自分で良いと思っていてもぼくと同じように思う人がいなければ店の隅に居続けることになる、長いときは十年くらい動かず鎮座していることもある。もうその存在すらも忘れているとある日ふと誰かがやって来てそれを手に取り買っていく、ぼ...
こんな時代に、、。2024.12.22 09:17最近時代の劣化、流行しているもの全般の劣悪さをつとに感じる。ネットの関与するところも大きいだろうが、お金さえ持っていれば似非「通」ぶれるこんな時代もどうかと思う、似非グルメ似非目利き似非趣味人、全てに共通しているのは、ベースの無いところにお金だけ注ぎ込んで出来上がった悪趣味は見る...
夜明け方に思う、、。2024.12.17 20:48帰国して暫くは時差ボケが取れない、僕はそれに抗わず眠たいときに眠る、パイプを喫う、棒茶を飲む、くだらないネットニュースを見る、ネットニュースはニュースというより週刊誌のゴシップに近い、ページを開くとそれが履歴になりバイアスが更にかかるのでニュースは余り開かない、所詮読んでも心に残...
日曜の骨董屋で。2024.10.06 12:55久し振りに街中の骨董屋に出掛けた、急須がないかと思い、初めて入る駅近くの骨董屋の暖簾をくぐった。急須はあるにはあったが思ったような物はなくその代わり、思い掛けずご利益のありそうな古銅で出来た明治の頭くらいの大黒様と素敵な水彩画を買った。思い掛けない収穫だった。骨董屋というのは面白...