板状の白蝶貝にエナメル彩で花籠を描いた額絵、イギリス製、1800~20年頃(19 x 20,5 cm)。とても珍しい、今迄に見たこともなく二度と見ないと思う、額も素晴らしい。仲の良いディーラーから仕入れた。早く売れそうな気がするので売れる前に掲載しようかと。唯本当に魅力的。
「十二の遍歴の物語」(ガルシア・マルケス 著、新潮社)を今読んでいる、時差ボケで寝られないので夜中にポツポツと。彼の物語のスタイルは僕の価値観と相容れない、詰まり心底素晴らしいとは思えないものはあるが、それでも素晴らしい作家だと思うし、今日本で流行ってるショウモナイ作家を読むくらいならこの様な本物の「語り手」による物語を読むべきだと思う。G・マルケスは元ジャーナリストだ、ジャーナリスティックな手法が物語の背後に透けて見えるときがあり、そこが僕と相容れないところ。それでもこの中にある「聖女」を読んだときは本当に素晴らしいと思った。小説に限って言えば今の日本の作家で読むに値するものは殆ど無いと僕は思っている、詰まり時代の移り変わりの中で残っていくものは皆無に近いだろう
人間の顔には、しっかり「もの」と向き合ってる顔と、そうでない顔がある、今の有名作家は着ている洋服の生地の良さだけがやけに目についてしまい、その割には顔に締まりが無いのだ。クダラナイ。まぁ、そういう奴等はチヤホヤされて、美味しいもの食べて、良い服着て、俗物小説量産すればいい、唯、顔は嘘をつかない、ということ。
では、また。
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