大きめの紅茶入れの木箱

ティー・キャディー(26,8 x 16 x 11,6 cm、ヨコ、タテ、タカサ)の木箱。紅茶入れです。イギリスの物、古さは大体二百年位。素材の木は何かは分かりません、オークでもないしマホガニーでもない。木目の綺麗な木ですけどね。前にも書いたと思いますが、これくらい古い木の箱でいい物を探すのは大変です。イギリスでも持ってる人が少ないんです。偽物もあるし、兎に角箱や木製の物は用心です。古く見せかけた物が結構ある。この箱はコッツウォルズで仕入れました。

鋭い方はお気付きかもしれませんが、少し前に(この記事から数えて三つ前のフリーメイソンのフォブの記事から)このホームページの写真に使うカメラを変えました。今はビンボー期なので、キタムラで中古で買いましたが、僕はカメラはソニー派なんです。今度のは中級機なので画素数が前のカメラの1,5倍に増えました。前よりも色が深く出ますし、陰影のトーンもよく出ますね。カメラって何処となくピストルに似てませんか。ファインダーを覗いてピントを合わせながら狙いを定めシャッターを切るときの鋭く乾いた音。バッテリーを入れ替えるときの動作も銃に弾を装填するのに似ています。ファインダーを覗きながら獲物を仕留めるようにシャッター・ボタンを押す。そんな快感がカメラにはありますよね。カメラの楽しさってそんなところにあるような気がします。

他に僕の好きな物は、自転車、マニュアル車、パイプ、万年筆、色鉛筆、スカーフ、帽子、小さいノート、など。どれも大したものは持ってるわけじゃないですが、自分の胸がときめくのはこんな物たちに囲まれて暮らしているときですね。シルバースプーンもいいですね、特に18世紀の物。ブランドとか、値段の高低とか、マニア垂涎の物とか、そんなのじゃなく、唯自分にとってグッとくるかどうかの話しなんです。自分にとって素敵な物ならたとえボロでもいいんです。昔乗ってた車にスバルのジャスティというのがありましたが、いい車でした。買ってすぐ生産中止になりましたけど、走り易くて味のある車でした。色鉛筆は沢山持ってます、多分400〜500本はあります。自分の文章を書き直したり、他人の文章を添削するときにいろんな色の色鉛筆で線を引きながら書き込んでいくんです。これが楽しい。スカーフは何時も何処かで失くすのでどんどん買い続けるんです、何処か旅先で。着け方なんか何時も適当で首にコイルでも巻くようにグルグル巻くだけ。そう言えば、神社のおみくじも好きですね。よく引くので、ズボンのポケットから古いおみくじがよく出てくる。帽子は好きというか被ってないと落ち着かない。外にいるときに帽子がないと身体の一部が欠けたように感じます。パイプは赤ちゃんのおしゃぶりみたいなもにで、咥えてりゃいいんです煙り出てなくても。

まあこの二日間のホームページの更新で僕の性格の一部が幼児性偏愛によって形成されているかを暴露したようなものですね。でも、言わないだけで、こういうのって誰にもあると思いますよ、、。