高級タンブラー

イギリスのWebb製の高級タンブラー(10 x 7,5 cm)、1890〜1900年製。エングレイバー(彫刻師)のサインが底面に入っている、極少数作られた高級グラスです。ガラスの生地質、彫りの技術、共に最高級品と言っていいでしょう。二つだけ、仲の良いイギリスのアンティーク・ディーラーから仕入れました。程好い重さが手に持つと良い感じです。

今年の一月はほぼ一ヶ月店を休みました。今書いている物語を仕上げるために休んだのですが、その間色々と考えました。その休みの時間は自分にとって必要なものだったのだと、後から実感しました。知らないうちに無理をして本来の自分を見失っていたようにも感じました。そして、また店を開けてから一月も経たないうちにこのコロナ騒動が起きました。突然こんなことを書くと奇妙に思われるかもしれませんが、僕、心の深いところの意識下のレベルで、何か大きなことが起きてしまうのを自分は知ってたんじゃないかと思うんです。予測していたとか、そんなのじゃ全くないです(僕は予知能力無いです)、だって意識下のことですから。別の言い方をすれば、このような劇的な変化の中で自分も変わりながら歩いていくことが、決まってたんじゃないかな、と思うんです。自分の内的変化と世の中の変わる様が何処か符合してる、繋がってるように思えてしまうのです。そうですね、大袈裟に考え過ぎかもしれませんね。自分の都合良い様に解釈してるかもしれません。

今僕に出来ることは、ものを書いて、店を開け物を磨いて、の繰り返し。そしてこの困難な状況を乗り越えることが出来、無事年末を迎えることが出来たならそれは嬉しいことです。書いて、読んで、磨いて、話して、を繰り返しながら前進を試みるしかないと思います。普通のことを普通にやりながら深めていく。そんな感じですね。