銀張りのトレー

銀張りのトレー(直径 26,5cm)、イギリスの物で、時代は1830年前後だと思います。写真の通り中々渋くてスッキリしています。僕は好きです。適度に厚みがあります。もっと磨けば更に光りますが、この位で止めてます。

さて、コロナウイルスで大変な世の中です、今度の連休の頃の金沢がどうなっているかは分かりませんが、取り敢えず今の金沢の印象を書いておきますので、遠方から来られる方の参考になれば嬉しいです。

現在石川県でコロナウイルスに罹った人は9人、お隣の富山は0人ですが、金沢の街の雰囲気は人が少なくなったことを除けば、極めてのんびりしています。都会でのようにピリピリした雰囲気は余りないです。最初に罹った人が訪れた病院も街中にありますが、変な風評被害もなく、今は平生に戻ってるそうです。

僕自身こんなとき金沢の人は過剰防衛になるのかと予想していたので少し意外でした。金沢の南には白山と言う高い山があり、こちらの人には「しらやまさん」と親しみを込めた感じで呼ばれます。金沢は台風などの被害も余りないので、そんなとき人は口に、しらやまさんに守られている、などと言います。地震も少ないですし、前の戦争のときも空襲にはあってません。これが良いのか悪いのかは別にしても、金沢の人の心には、私たちのところは大丈夫や、守られとるんや、と言う根拠の無い思い込みが根深くあると思います。この思い込みが醸成されたものが良いほうに出ると、のんびりおっとりしてちょっと品のある感じになりますし、悪いほうに出ると、自己過大評価、妙に気取って近隣住民(能登や富山のこと)や外部からの移住者を見下したような態度をとりますね(九州の田舎出身の私も昔は見下されました、、笑)

今回のコロナの件では今のところ、ですがね、この「しらやまさん」効果が良いほうに表れたのではないかと思っています。ともあれ、今のところ、金沢はノンビリしております。暮らしてる者にとっては居心地良いですし、金沢という街を少し見直したところです。