今日は絵皿を三枚、どれもイギリスの物です。一枚目の写真は19世紀初頭の物(長径27cm)、形が少し変わってます。二枚目は18世紀後半の物(22,5cm)、恐らくチェルシー製でしょう、絵付けが綺麗ですね。三枚目は19世紀前半のウイロー・パターンのお皿(24,5cm)、これも白の余白が殆ど無いのが珍しいですし絵柄も面白いです。絵皿もそんなには売れないので好きと思った物しか仕入れません。派手な絵付けのお皿はあまり買いません、興味ないので。
昨日は今年初めて能登半島にドライブに行って来ました。能登島まで行きは速い道で行き、帰りはのろのろ下道で夜の道を走りました。途中、中能登町、羽咋市を通るのですがこの辺りはUFOで有名な所です。どうもUFOが出るらしい、羽咋市はUFOで街興しをしてますし、マンホールの蓋がUFO柄だったり、パン屋に行くとUFOパンやUFO団扇が置いてあったりします。中能登町から羽咋市にかけての県道は夜も暗く家も疎らで、車で走ると、なんと言うんですかね、土地の力、磁力のようなものを体感します。古代人が感じたような大地の強い力を感じるんですよ。考古学用語でこのような力の呼び名が先日新聞記事に書いてありましたが忘れました。兎に角、能登半島はこのようなパワーに満ちていて僕は定期的に行き、そのパワーを受けないと身体の調子が狂って来る、のです。イギリスにいる時もロンドンから北へ湖水地方やスコットランド、コーンウォール地方に行くと同じようなパワーを感じます。
後、能登半島には祭りや中世から続いている変わった慣わしが未だあり、神様たちと人間とを繋ぐ回路がまだ機能していますし、祭りには何かを一度リセットしてゼロに戻す役割もあり、目に見えない何かが未だ暗いところで生き続けてるんです。前近代的なものが微かに存在している。僕が金沢に居ることに疲れると能登に足が向くのもそのせいだと思います。万歳、能登半島、大好きです。金沢は、「前田」さんの作ってきた近代がその魅力のほぼ全てですから、ここで前近代、「前・前田」を感じるのは困難、「前田」クリームの層が厚く、その下の生地色は殆ど分からないくらいですね。
0コメント