ブローチもあります、、。

ホームページが新しくなったので、念の為書いて置きます。アンティーク・ブローチも扱ってます。イギリスの物が殆どですが、イタリア、フランス、北欧の物も少しあります。アクセサリーは色々とあります。アンティーク・ボタンなどもあります。僕個人はイギリスのシックなブローチが好きです。もう少し華やかな物も仕入れます、一般的には色の多いのが売れ易いですから。ただ最近のイギリスには素敵なブローチは少ないですね。物がなくなって来た、とも言えますが、イギリスのアンティーク・ディーラーに好きでやってる人が少なくなった。それも大きな理由だと思います。「売れる物しか扱わない」ディーラーが今は殆どですね。だから詰まんない。でも趣味ではやれないので難しいですね。

先日、僕が今書いている「ガロア」という物語を書き直していて中々大変だ、と書きました。「書く」という行為が何故難しいのか考えることがあります。天才は別として、人間は自分が本当に書きたいところを中々一回では書けないように出来ているんです。だから、自分が書いた嘘を暴き出しながら書き直していくんです。その「嘘」には色んな要素があり複雑な奴なんですが、まあ簡単に言うと、自分が掴み表現しようとしてる「何か」に近づこうとしても様々な不純物、夾雑物が邪魔してるんですね。それを一つひとつ取り除くのが、書きながらその実体に近づくことだと思います。言葉を知っていることと書くことの間には大きな乖離があるんです。

最近の新聞などの文学評論の詰まらないのは、深く切り込むことなどせずに、表面だけを既存の批評言葉でなぞったようなものばかりだからです。心に響く言葉が最初から最後まで一語も無い、だから再読もしない。坂口安吾のエッセイでも読んでいるほうが二千倍くらい新鮮で為になります。昨今出版される文学本に何故魅力が無いのか、言葉に勢い、潔さが無いんです。

では皆さん、コロナに負けず、適切に怖れ、普通に暮らしましょう。