パイプも扱っています、、。

パイプが二本、黄色いほうは1900年頃のイギリスのメシャム(海泡石)のパイプ、木のほうはダンヒルのパイプ、1920年頃。最近は店頭に余り並んでませんが、パイプも扱ってます。僕自身パイプ歴三十年のパイプ・スモーカーです。パイプはシガレットや葉巻と全く異なる喫煙具で、吸うのにテクニックが要るという点で楽器に似ています。構造は至ってシンプルなんですが、タバコの火の強さを一定に保ちながらゆっくりと吸うのが難しいんです。ちょっと気障に聞こえるかもしれませんが、パイプを習うとは呼吸を習う、ことなんです。パイプの吸い方をヨガをやられる方に説明すると、パイプとヨガには共通点があると言われることがあります。パイプはとても深いのです。良いパイプになるほど懐が深いとでも言うのか、パイプが持つ本来のリズムがゆったりしてるんです。そのリズムに合わせて沿うようにパイプを燻らすんですが、最初はこれが中々上手くいかないんです。それで、力尽くでこちらのペースでガンガンと火を燃やせば次第パイプは壊れていくんです。だからどうしてもこちらがパイプに合わせていくしかないんです。その日の気分がイライラしていようが、何時ものように平生のゆったりの呼吸で吸わないとパイプは上手く燃えてくれない。そのうち吸っていると、パイプに合わせていくことで自分の気分までが整ってくるんです。深いでしょ。だから、シガレットや葉巻とはちょっと違うんです。本当にある意味「パイプ道」なんです。それと、パイプは見てて美しい。もし始めてみたい方は、初心者向けのパイプもありますし、女性でも若い方でも歓迎です。最初からお教え致します。パイプは意外なことにタバコが嫌いと言う人に向いてます。