9/14(月)~9/17(木)休みます。

9/14(月)~9/17(木)休みます。すみません、遅めの夏休みです。翌日18日からは普通にやっています。

常連さんがフェルメールに来られるときは最低二時間くらいは滞在されることが多い、僕はこの時間の長さには意味があると思っている。表面的解釈は、アンティークを探すのに時間が掛かる、だが、僕の考えていることは別にある。お店に入り、イギリス18、19世紀の物に囲まれる、そして物を観ながら自分の中へと沈んでいく、物を観ているのと同時に自分の中にあるものがリリース(解放)されていく、沈み、そしてまた此方側へ「戻ってくる」、戻ってきたときに、それは小さな、日常からの離脱の経験でもある、だから僕は必要以上の邪魔はしない、こういうときには適度な距離感が大切だから、僕は彼らの観るまま感じるままに任せるのが良いと思っている。

そうやって此方に戻ってきて、手元に選んだ物があり、それを買われていく、それは買い物でもあり、小さな「旅」でもある、僕の仕事はそのお手伝いをすること、僕は脇の役目に徹する。常連さんがイギリス18、19世紀の物の中に沈んでいくとき、彼ら彼女らは少しだけ「向こう側」に行く、この沈んで浮き上がってくる、のに必要な時間が最低でも二時間は掛かると僕は感じている。だから僕の店で急いで買うことも出来なくはないが出来ればゆっくりと時間を過ごして買って貰うのが嬉しい。自己対話しながら物を選ぶ時間は普通の買い物とは少し違うものだと思う。

こんな便利な世の中で「沈む」ことは少ないと思う、本当の意味において一人になることも少ない、物理的に一人でいても、スマホが側にある限り一人にはなれない。誰かと常時繋がっていることが当たり前の世界。皆んなよく疲れないな、と僕は思う。

僕にとっては自分の部屋で読んだり書いたりするときが「一人」の時間だ、特に真夜中などに一人机に向かうときは貴重だ。そうやって夜が明け夜空が白けていく時間などがたまらなく好きだ。