y数日前に犀川に架かる桜橋を夜歩くと月が出ていた、夜桜の月、この景色は一年の内のほんの短い時間だけ楽しめる貴重なもの。金沢は晴れの日が少ないので余計に貴重である。この時節に合わせ金沢を旅して夜の犀川を散歩するのも素敵だと思う。僕は浅野川より犀川派です。
ここ数年の傾向だが二十代後半から四十代くらいの若いお客さんが増えている。皆んな一人で来る、頭の良い個性的な人が多い、流行に関係無く自分の脚と頭で「何か」を求めて遠方からやって来る面々、面白い人が多い。地元の若い人も来る。どちらかと言うと男のほうが多い気がする。僕自身群れる人間より一人で行動する人が好きである、特に骨董やアンティークのお店は基本一人で行くのがいい、それか極親しい人と二人で。こういう何かに飢えている、何かを渇望する若い人が僕は好きである、そして話しが進めば彼らの人生の断片について聞くのも好きである、四十くらいになれば語れる過去もそれなりに蓄積されている。逆に僕が嫌いなのは、自分を誇示したがるタイプのおっさん、誇示したかったら他の店行ってくださいね、と思ってしまう。女性は年配の人でも自足している人が多い、この差は何処からくるのか、分かる気もするが今はここには触れないでおく。
骨董やアンティークの趣味は自足的であることが基本だと思う、人が何言おうとその「変な物」を自分が気に入っていて、その値段を自分で出して良いと思うならそれが全てである。唯、贋物はいけない、物とは本物であるべきなのだ、贋物とは物自体が嘘なのだからそんな物に心傾けてはいけない。贋物の骨董はやがてそれを見るのも嫌になり、人にあげたり棚の奥に見えないように仕舞うのがオチだ。
インターネットの時代になり真贋の際が曖昧になってきていると思う。その際辺りのグレーゾーンはお金になる儲かるから、そこのグレーな「商品」で儲ける奴等。それと、グレーのものも一応白として看做していきましょう、今のところそれで別段問題無いので、みたいな風潮。これは怖いし実はこういう「流れ」を許してはいけないのだ。グレーは矢張りグレーでしかないのに。
さて次回はアンティークを紹介しましょう、最近アンティーク掲載してないので。
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