1/6(火)~1/9(金)休みます。

1/6(火)~9(金)お休みします。すみません。1/3~5は営業しますのでお時間あればどうぞお越し下さい。

今年もあっという間に終わる感じだ、僕にとって今年最大の事件は母の死だった。五年前に交通事故で突然意思の疎通が全く出来なくなったあの日、僕の中で母は「死んだ」のだ、だから実際に母が亡くなった後の悲しみもそれほどではない。死の一週間程前にベッドに横たわる母の身体を暫くの間さすってあげたとき、母が「あ、あ〜っ」と大きく長い声を出したことがあった、それは彼女の身体から今までの長い闘病の苦しみが抜けていくようにも思えたし、又は僕に何か言いたい大きな想いがあるだけで言葉にはなり得ず、声が未分化のまま唸るように発せられた、とも思えた。母の中に長い間溜められていたものが外に絞り出された声、何かが細い身体から抜け出ていったのだ。それとも僕に何か言いたかったのだろうか。

来年の母の一周忌はしないつもりだ、田舎のお寺の坊さんが余りにも不愉快な人物なのでもう僕は我慢したくない、法衣を着ると二言目には怒鳴るような声で、あんたは知らんだろうけど、と言いたがる、今や仏教は廃れている皆信仰心が無いとんでもない世である、と言うのだが、僕から見れば、イヤイヤ貴方が単に魅力がないから寄り付かないだけじゃないですか、そのゴーマンさは不愉快ですし何でお布施を何万も納めて不愉快にならないといけないのでしょうか、檀家さんは皆んなドMなのでしょうか、という感じ。また、お話しが詰まらない、俺が何も知らんお前らに教えてやる、という口調なのでとても不愉快だし、言葉のリズムも悪いから三分の話しが二十分のように感じられる。でも、恐らく悪い人じゃないんだと思う、唯思い違いしてるだけなのだ、もしかすると凄く優しい人なのかも知れない、でも、法衣を纏うと人格が変わるのだ。

と、こんなことを書いてると母が僕に、そんなこと書いたらダメばい、と言ってそうでもある。