水彩画小品とサンプラー。

水彩画小品(27 x 22 cm)、詩と花の絵が描かれています、額に入ってなかったのでシンプルな額に入れました、イギリスの19世紀初めか前半の物でしょう。サンプラー(刺繍)はイギリス1789年の物(45 x 40 cm)で、額は1900年頃、オリジナルの額ではないです。随分と色褪せてますがまぁこれはこれで魅力的。1789年、フランス革命の年ですね。イギリスから送るときにUPSにガラス割られたので、画材屋に持って行ってアクリル板入れて貰いました。両方ともさり気なく素敵です、空間を過度に乱さない存在感。

来週水曜は新潟市のBarBookBoxで本と読むことについて三時間喋ります、三ヶ月も真面目に予習してきたのでノートの量だけでも結構あり、もう本番はノートのコピー綴じたのを渡して何も喋らず帰ってもいいくらい充実したノートです(ちゃんと喋りますがね、、笑)。この三ヶ月ずっと書いてたので結構溜まったのです、頭が良くないから地味にしか進まないんですよ、そのときの気分や偶然に任せながら少しずつ書いていく、その期間に起きたことなどや読んでいた本にも左右されてはいますが。五年前に金沢の本屋で読書会をやったときに使ったノートを、今回の準備を始めるときにチラッと見たんですよ、部分的に使えないかと思って、でも全然詰まらなかったので一からやりました、そのときには面白いと思ったのに。まぁ多分この五年で少しは成長したのかもしれません。前にも書いたように僕は人前で話すことには興味は無いです、ただその準備が楽しい、凄く。夜中に一人シコシコ万年筆で小さい字をノートに書いていく楽しさ、使う万年筆も物語書くときと違うやつでパーカーのちょっと太字の滑りのいいやつ、物語のときは細字の硬いパイロットので書きます、使う脳が違うので万年筆も変えるのです。万年筆は昔のがいいですね、僕のパイロットのやつもフランス製の古い物で竹を斜めに切ったカッコいいデザインで書き味もとても良い。今のペリカンの万年筆スーべレーンも持ってますが書いててちっとも楽しくない、見掛け倒し万年筆ですね、書いててインクがゆるーく出るので、僕はお客さんに短い手紙をさっと書くときに使ってます、頭をシャープに使いたいときにインクが締まりなくダラーっと出てくると何か頭まで鈍くなりそうで嫌なのです。それでメモを書くには丁度いい。今の万年筆には外見はかっこいいけど書くと詰まらないものがよくあるように思います、同様のことはパイプ、車、靴、時計など「男の趣味」の物に言える気がします、お金だけ持ってて見る目のない(根底では無趣味な)中年男性をダーゲット(喰いもの)にして企業は儲けているのです。これは今の高級料理の世界(フーディーズ)も似てるかも知れません。

久し振りの新潟です、何時か佐渡ヶ島行きたいんですけど今回は無理ですね。