8/25(月)~28(木)休みます、すみません。
今売っている物で欲しい物が余りない、ポールスミスの洋服も最近はユーモアのセンスを失いつつあり Paul Smith でなくなりつつある、ユーモアを欠いた PS は PS ではない。それと比べると Swatch の腕時計は今も面白い、デザインも素晴らしくユーモアがありつい欲しくなる。既に沢山持っているのにもう一つ欲しくなる。チャイニーズマーケットに媚びないデザインも素晴らしい、Swatch らしさを貫いている。こんな時代にあって、ブランドの個性を貫くことは大切、変わらないことの貴重さ。後は、靴でも洋服でも今よくあるのが、値段が上がりクオリティが落ちる、値段が上がりクオリティが同じならまだ納得出来るが、物が悪くなり値段が上がる。
僕の店も変わらないように気を付けている、何年か振りに来てくれた人が、あぁ変わってないな、と感じるときの懐かしさのようなもの、それは僕も含めてなのだが、塩井さんも変わってない同じだ、という、戻ってきたような感覚、それはお客さんにとって重要だ。コロナの前だったか沖縄の那覇にあるジャッキーステーキハウスという有名な店に三十年近く振りに行き、ほぼ昔と同じでとても嬉しかった。人は我儘なものでお店に対して、何時までも同じであって欲しい、という願望を一方的に持っている。久し振りに同じ場所を訪れ自分が今より若いときと今が繋がり安堵して懐しむ、昔の自分に戻ったような錯覚を覚える。
もしかすると良いお店とは最初に訪れたときからある種の郷愁を誘うような場所なのかも知れない、初めてなのに初めてのように感じない場所、初めから懐かしさを感じるところ。人にもそういう人がいる、初めてなのに前に会ったように思える人。
金沢は少し前に大雨が降りそれから少し過ごし易い、僕も秋のイギリス仕入れの飛行機の予約をした、店は物で溢れている、でもイギリスに行く、行ってあれこれ考えながら仕入れる、それが楽しいし、その無駄に時間を費やした仕入れが仕入れた物の面白さにしっかりと反映される。アンティークの仕入れは効率とは無縁の世界。無駄を愛せない人はこの世界には向いていない、無駄が嫌いならさっさと別の世界に移ってお金儲けに励めばいい。
最近ファミリーマートに売っているミントアイスにハマッテいる。上からクリーム、チョコクッキー、ミントの三層になっている、280円、プチプチ贅沢。
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