レイトナイト・フェルメールの日程変更。

7/29の記事の「レイトナイト・フェルメール」(夜9時まで営業)の日程を若干変更します。

8/16、8/30、9/6の各土曜日に夜9時迄営業します。7時以降に来られる方は必ず前日までにご連絡下さい(7時の時点で誰も居ない場合は閉めますので)。8/23がどうも都合が悪そうなので代わりに9/6にもやることにしました。8/16、8/30、9/6です、お間違えないように!

古本屋にさぼりに行き数冊抱えて帰って来た。「覚書 南方熊楠」(中瀬喜陽 著、八坂書房)、「ユリイカ 1991年8月臨時増刊  総特集 モーツァルト」、「ねむれ巴里」(金子光晴 著、中央公論社)、「優しい去勢のために」(松浦理英子 著、筑摩書房)。南方ファンの僕としてはこの手の本は買わずにはおれない、彼の思想がどうこうよりは僕はミーハーなファンなのだ、サミュエル・ジョンソンと似ていて、人間的魅力に尽きず、この二人がした仕事となると中々捉えどころがないというか、両人とも不思議な存在だ、時代はジョンソンの方が百五十年ほど前だが、二人ともロンドンに暮らしている。熊楠がジョンソンについて書いたものなどないのだろうか、誰か知っていたら教えて欲しい。モーツァルトなぞ最近とんと聴かないのだが、フルート奏者の有田正広氏が音楽評論家とモーツァルトの音楽の典雅さについて話してる対談があり、それを読みたくて買った。「ねむれ巴里」は四十年前に読んだし、何処かに文庫があるのだが再読したく買った次第、開高健と田村隆一が金子光晴について話す対談を昔の雑誌で読んだのだが最高に面白く、また金子光晴を読んでみたくなった。松浦理英子さんは「親指Pの修業時代」で有名だが僕は殆ど読んでいないが、この本は初期のエッセイ集。経歴を見ると僕の友人と同じ歳で大学と学科が同じ、彼は中退だが、まあそれは大したことではない。昨今は本当に下らない本ばかり売れるので彼女のような作家も大変なのではないかと想像する。時代は本当に劣化し変わったのだ。真面目であることが報われない時代だ。

金沢は大雨が降り涼しい。金沢競馬場の競走馬が大雨の被害にあったらしい、とても可哀想だ。