バラ柄のジュエリーボックス。

バラ柄のジュエリーボックス(17,8 x 10,2 x 5,5 cm)、イギリス製、19世紀前半、中手前の仕切りは取れています。このサイズでこの作りだとジュエリー用の箱だと思います。バラの絵も古いので上品ですね。状態は手前の仕切りが取れていますが全体としては綺麗です。良い箱は年々探すのが大変になっています、良いアンティークの箱が今は中々ない、そして良い物は高いし、円も最近弱いので更に高くなる。箱を専門にやってるアンティークディーラーも意外とイギリスでは少ない。この箱は仲の良い絵画専門のディーラーから仕入れた。

この仕事を始める前は塾で教えていた、英会話、中学の英数理、高校の英語を教えていた。夏は夏期講習があり馬車馬の如く働かされ、ホトホト教えるのが嫌になった。塾というのはアコギな商売で夏期講習直前のテストを態と難しくする、すると生徒の点数が下がる、親は、うちの子高校受かるのかしら、と心配になる、そこで夏期講習を一人でも多くに受講させモウケル、という仕組み。こういうのも嫌だった、だって嘘ついてる訳だし。大体夏期講習なんか受けても大して意味はない、皆んな塾来てぎゃーぎゃー騒いでるだけ、僕の働いてた塾は石川県で中規模だったので僕なんか何でもやらされた、センター試験の英語教えた十分後に今度は小学生の英会話、英語でゲーム遊び、僕が態と変な顔をすると生徒が、面白ーいもう一回してー、となり、また変な顔をして笑わせる、大学受験英語をクールに教えた直後のこの落差、中には僕の変な顔を撮るのにカメラ持ってくる生徒もいる、流石に疲れる。態度の悪い女の子三人組、一人を注意する、その子が泣き出す、僕は気付かない振りしながらそっと後ろからティッシュの箱をその子の側に置く、間違っても、何で泣いてんだよ、とか、質問をあてたりしてはいけない、兎に角気付かない振りをする。こういう塾特有のテクニックを身に付けていった、中学生は好きな先生を蹴ったりもする、蹴られるがままにして、笑いながらいなす、そのうちに言うことを聞いてくれるようになる。塾よりも純粋に英語とか言葉を教えるほうが楽しい、今は教えてないけれど、何かテーマを決めて話したりするのは嫌いじゃない、五年位前かな読書会のようなものを頼まれてしたけれど某芸術大学教授のバカが僕のトークを邪魔しに来たことを除けば楽しかった。十月は県外で本について話す予定、未だ準備はこれから。

暑いので何か一つすると一日が終わる感じ。それでも出来るだけ書く時間は作るようにしている。