帰国しました、、。

帰国しました、まだ東京で、東陽町のビジネスホテルに泊まって明日の朝帰ります。一応午後過ぎから開ける予定。飛行機の中で隣にいた図体のデカい男がマナー最悪で疲れた、余り寝られなかったのでホテルで先ず数時間寝る。機内で観たかった映画をやっていた、「アプレンティス  ドナルド・トランプの創りかた」。とても良かった、トランプの過去を暴き個人攻撃するという感じではなく、彼を権力と金に取り憑かれたとても弱い人間として描いている、恐らくこういう人間は僕たちの周りにもいて、そういう人間にある弱さを普遍的に描いていて素晴らしかった、観ているとトランプという中空の弱き人間に対して好感すら覚えるくらいで、恐らく誰の内にも「いる」トランプ的なものを描いているのだろう、後、主人公の俳優の演技が本人にそっくり。トランプはこの映画の公開を阻止しようとしたと何処かで読んだ気もするが、個人攻撃や嘲笑ではなくここまで普遍的に描かれると本人はもっと嫌だろう。後は彼と奥さんとの関係、彼に影響を与えた悪辣な弁護士との関係を中心に描かれている。是非ご覧下さい。

たまに、趣味は何ですか、と訊かれる、アンティークは仕事だし、パイプスモーキングは趣味以上のものだし、本は好きだけど読書を趣味と言ってしまうと違和感あるし、音楽好きだけどこれも趣味かと言われると微妙。さっき東陽町の真夜中の「吉野家」で定食食べながら(目が覚めたら夜中で開いてる店が殆ど無かったので仕方なく)、向かい側にいた小さな工場か作業所でもやってそうな雰囲気の親子、お父さん七十位、息子三十代位で、お父さんとても苦労人という顔、息子は多少何かの障害を抱え家業を手伝ってる感じ、長男か、それにしても午前一時の吉野家で何故親子で牛丼なのか、想像は膨らむ。そう、僕の趣味は人間観察です!こんなに楽しいものはないです。ただ、昨今日本の街を歩いても観察したくなるような人間が少ないですね、皆さんスマホ漬けで顔に表情が無い。残念です、生きなきゃ意味無いですね。

(写真は日本の本「嫌われる勇気」の翻訳、イギリス人が果たしてこんな本読むのでしょうか、大いに疑問です)