今日は田舎に仕入れに行って来た、先週偶々アンティークフェアーに行くときにタクシーをシェアしたアメリカ人、ロブと駅で待ち合わせ電車で田舎へ。ロブは僕くらいの歳で、アンティークは趣味で本業は作家活動らしいが何を書いてるかは、複雑過ぎるから、と言って言いたがらない、ニューヨーク出身、サンフランシスコ在住、何時も自分の車の中にペンとノート持ち込んで書いてるらしい、水木しげるのファンでヨーカイグッズもコレクションしてるそうだ、電車を降りたら知り合いのポルトガル人のロンドンディーラーの女性が偶然同じ電車に乗っていて、五十代くらいの美しいアメリカ人の女性が一緒だった。今度は四人でタクシーシェアをしてアンティークフェアーに向かった。帰りもまた待ち合わせ四人でタクシーに乗り、四人掛けの席に座って話しながらロンドンまで帰った。約一時間半。僕の隣に座ったアメリカ人女性はフロリダを拠点にアンティークディーラーとしてハイクラスなフェアーに出ながら本業は大企業向けのヘッドハンティングの会社を経営、電車の中でも従業員にスマホで指示を出していた、旦那は弁護士、ロブが厚かましくも訊いたから知ったのだが、泊まってるホテルは一泊十二万、アメリカで彼女が出てるようなフェアーの出店料は百万円以上、ロブがズケズケと色々訊くから彼女もそれに答える。後は四人で最近ロンドンで実際にアンティークディーラーの身に起こった盗難被害を色々話し合った、勉強になる、皆んながどうやってこのロンドンの街で身を守っているかが分かるから。行きの電車の中でロブがインドの飛行機墜落事故で唯一大きな怪我もせず生き残った男を引き合いに出しながら、極端かもしれないけど、どんどん悪くなるこの世の中で生き残るには、詰まり、彼みたいに(飛行機が堕ちても)生き残れるオンリーワンを目指すしかないのさ、そう思わないか、と言っていた、色々クールなことを言ってたのに、フェアー会場にアンティークロードショー(日本の骨董鑑定団はこれのパクリ)の番組に出演してる有名なディーラーを見つけると僕にスマホを渡してニッコリ一緒にカメラに収まり喜んでいた。
よく分からないけど僕は何処に行こうがこういうちょっと変な奴と出逢う運命にあるらしい、別に特に出逢いたくもないのだが、、。
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