四日にANAの直行便でロンドンに着き、空港から地下鉄エリザベスラインでパディントン駅に行きました、大きなスーツケースを二つ持っていたので本当はエレベーターを使うべきでしたがホームの何処にあるのか分かり難いしスーツケース持って探すのも面倒に思い、エスカレーターで行けるだろうと甘めの判断。これがとても不味かった、とても。何時もより疲れてもいただろうし、加齢もあると思う。十年前と同じようには出来ない、そうやってるつもりでも身体が付いていかない。さて、大きいほうのスーツケースを自分の前の段に載せ、もう一つを自分の後ろに載せ、両手で両方を摑みながら上っていく、はずだった。最初のスーツケースが載せて少ししたところでエスカレーターの段差でバランスを崩し大きく倒れて来て僕の身体は頭から真っ逆さまに倒れ、エスカレーターを落ちていく、全てがスローモーションで落ちながらも目の前をエスカレーターのギザギザシルバーの段差が通過していくのが見える、自分は、あっ、落ちてる落ちてる止まらない止まらない、と思いながら何も出来ないで、さぁ、十段くらい落ちただろうか、やっと止まりでも動けない。駆け付けた駅員さんが上から差し伸べてくれた手を摑み、Are you all right? 、に、Yes、と答えながら何とか起き上がり下のほうを見ると、こちらを見る数十人の人だかり、エスカレーターも非常ボタンで止まっていて、後ろにあったスーツケースはとっくに落ちて誰かが摑んでくれていた。手と足は動くようだし頭も無事だ、駆け付けてくれた男女の駅員さんの男性のほうが重いスーツケースを手で上まで運んでくれ、他にも近くにいた女性が親切にしてくれて僕は何とか上に上がれた。冷静だったつもりだが少し動転してたかも知れない、こんなときのイギリス人はみんな非常に親切だ、助けの手が伸びるのもすごく速い。後ろに誰もいないのも幸運だったし、怪我は左腕の擦り傷ともしかしたら肋骨一本くらい少しヒビ入ってるかも、それくらい。しかし派手にやってしまった。僕は自分のバカさに次の日電車の中で一人笑っていた、ホントにバカだな、と。それにしても怪我なく幸運だった。
と、初日からハプニング、後二週間は地味に動こうと思う、、。
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