ちょっと書く、、。

昨日田舎に仕入れに行った、先に渡英していた強者友人ディーラーから、塩井さん最近イギリスもホントにアンティークないからね、と警告を受けていたのだが、確かに田舎のアンティークセンターなどもどうでもいい物が沢山並んでいて、逆にちょっといい物はアホみたいな値段が付いてて、中々手が伸びない。それでも良く見ると、そのディーラーさんの専門外の物で見落としてるものがあったりして少しは買える。でも、ホントにツマラナイ。後は自分の眼次第、眼が効けば少しは拾える、眼と経験値だけが頼り。後はイギリスの友人ディーラーに頼るしかない。

本当に最近思うのは自分が店を開くのが後十年遅かったらもう今頃はやっていけなかっただろうな、と。今まで溜め込んだ店のストックとイギリスでの経験の蓄積、それとイギリスの友人の協力があって何とか逃げられる、沈没しないで済むかな、というのが今の僕の実感。それがなかったらもうこの商売を続けるのは無理だと思う。特に経験の蓄積は大きい。この商売、お金が無くても「眼」があればなんとかなる。全ては「眼」なのだ。

写真は田舎の昼下がりのカフェ、子供と老人で賑わっていた。典型的田舎のフルイングリッシュブレックファーストとティー、紅茶を薄めるお湯のポットもある。