ロンドンに19世紀末にあったステンドグラス工房、Lavers, Barraud & Westlake、作成の水彩画の下絵(額のサイズ 27,8 cm タテ、26,5 cm ヨコ)。可成り珍しい物です、額は日本で作って貰い入れました。昔同じ工房の物を一度仕入れたのでこれで二回目です。大きさも小さいので何処にでも飾れるサイズです。マットがダブルになっていて、縁の金彩もいいアクセントになっています。
最近県外から来られる方でグーグルマップで検索され、フェルメールに来られる方が時々いらっしゃいます。今日も韓国の若い女性が二人来られてグラスを買って行かれました。時代は変わったなと思います。金沢の近江町近くに電柱看板出してますがそれを見て店に来たというケースは殆どありません。皆さんネットで情報集めてから街を動かれるようです。一応英語で接客出来るので、ソウルから来た女性たちにアンティークグラスの見分け方などを説明しながら対応しましたが、使う言葉が変わるとこちらも新鮮で楽しいです。
そういえば先日グーグルマップに掲載されてる自分の店の情報が少し違っていたので訂正したのです、分類がインテリアショップになっていたのでアンティークショップに訂正したりしました。ネット検索でお店に来るという現実に関しては僕は「現代版の電話帳」くらいに考えて割り切っているので、一旦ここのドアをくぐって貰ったらしっかりマニュアル対応でやろうと思っています。今日も女の子二人に金沢の和菓子(栗羊羹)を一つずつあげました、導入がネットでも矢張りお店に来て過ごして貰う時間は、人と人との触れ合いだと思うんです、会話をする、ちょっと冗談言ってみるとか関係ない雑談するとか金沢の話しするとか、人と触れ合って、ここに来て良かったな、と思って貰うこと。表面で動くのは物とお金だけど、その背後でお互いの気持ちが動く、思い出を作って貰う、目に見えない何かが交換されていく。それが商売のあるべき姿だと思うんです。勿論チープで感情的な話しにして収めるのは嫌いなんですが、動くのが物とお金だけなら買い物は’amazon’でいいじゃないですか。
遠方のお客さんで事情があり来れない方も買って頂くときは先ず電話で話します。メールじゃダメですね、矢張り声を聞くのが良いんです。声って「肉声」って言うとおり肉体の一部ですから。旅も買い物も本当は思い出になるべきですね。会話も必要なことだけじゃなく要らないこと余計なことくだらないことを喋る、これが重要。買い物と会話は本来は一体だった訳ですから、、。
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