11/17(日)~12/13(金)の間イギリス仕入れで休みます。まだ物は沢山ありますがイギリス行ってアンティークに浸って来ます。仕入れは少し抑えようかとも思ってますが、どうなることやら。見ると欲しくなりますから。でも物量は抑えたいと思います。「良いものを少なく」を心掛けたいと思います。後はイギリスの空気を吸って英語喋って来ます。別の言葉を話すのは脳にも良いように思います。何時ものカフェ・ネロで人間観察して来ます。
最近の僕のテーマは「隠居」、江戸期の趣味人のように趣味に生きる為に隠居したいと思っている。と言ってもたまには働かないと飢えるので、店を少しだけ開けて後は、書いて暮らす、そうしようと思っている。60代後半くらいから徐々に開店日を減らす予定、それか週の半分くらいは予約制にする。「静かに暮らす」のがテーマなので凡ゆる「雑音」は避けたい。最近は近くの大通りに出来た店などからの雑音が酷いが、老荘的に言えば、それが気になるのは僕の心が騒がしいから、僕が心静かであればそのような雑音も気にならない、筈。金沢も観光地化が酷く街は前より汚くうるさくなった、政府が「北陸応援割り」みたいなのをやると、ドッと人が来て街は荒れる。先日の夜、近くのコンビニの駐車場に尿が大量に廃棄されその大きな水溜りが悪臭を放っていた。恐らくキャンピングカーみたいな車に乗っていた人が廃棄したのか。言葉を失うくらいの酷さだった。観光客は大勢で押し寄せれば当然マナーの酷い人も混じる。僕は「応援割り」なんて無意味だと思う。しないほうが地元民の為、能登の人も同じことを言っているそうだ。
自分の店は余り流行らないでボチボチが望むところ、余り人気が出たら疲れるので嫌なのだ、が、そんなことにはならないから大丈夫だろう。潰れることはあっても流行ることはないだろう。昔、ロフトの取材で写真家の川島小鳥さんがフェルメールに来たのだが、ロフト側の取材陣が時間をちっとも守ってくれず僕はイライラして、彼が来るなり毒づいたことがある。でも、彼が撮った僕の写真は何とにこやかな顔で、僕は怒り心頭だったのに、、。彼は才能の有る写真家なのかもしれない、あんなに僕は彼に酷いことを言ったのに、僕の顔はなんとも笑顔なのだ。(この写真は今でも見られるらしい、、)あの頃の自分は取材とか多くて疲れていたんだと思う。あんな自分にはもう帰りたくない。静かが良い、それが尊い、と今は実感している。
ジャズ聴いて、パイプ燻らし、コーヒー、万年筆でシコシコ書いて、ちょろっと本読んで、また書く。そうやってもし後二十年余生活出来たら本望だ。僕は未熟者なので後それくらい成長する時間が与えて頂けたら、と思う。神様お願いします!
(写真は能登の外海の海岸)
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