オートクチュールドレスのデザイン画。

オートクチュールドレスのデザイン画(額の大きさ、26 x 37,5 cm)、フランス製、1920~40年。前回の仕入れで仕入れた物を額に入れました。珍しい画だと思います。紙物を専門に扱うディーラーさんから書いました。こういうシンプルな木製の額も悪くないですね、余り主張しないので。

昨日の夜、台風迫る中を九州から帰省しました。帰れなくなるかもと思い、帰省を一日早めましたがそれでも見込みは甘く、木曜の朝に実家のある日田市から福岡に向けて脱出しようにも、高速バスも電車も全て終日運行取り止めで、レンタカーを福岡まで乗り捨てようと思いトヨタレンタリースのホームページを早朝に見ても既に予約で一杯、唯一の脱出方法は福岡までタクシーで行くことでした。タクシー代は可成りの高額でしたが仕方ない。急いで決断しないと高速道路も通行止めになりかねません。約60キロ余りをタクシーで走り、何とか博多から新幹線に乗り、途中雨の為姫路で停車したのでどうなるかと思いましたが、遅れながらも何とか新大阪に到着、敦賀経由で夜金沢に無事着きました。後数時間遅ければ山陽新幹線も計画運休に入っていたので、何とか滑り込みセーフで帰省出来ました。

飛行機と違って陸路で帰省すると金沢と九州がどれくらい離れているのか少しは実感出来て楽しいです。僕は新大阪ー博多間はなるべく「さくら」に乗るのですが、今回も新大阪で乗ったら僕の前に患者さんを搬送する医療チームみたいな方がいて、車両端にある個室に移動ベッドに載せた高齢の男性を搬び、若い女性が付き添いで同乗していました。一二度チラッとその女性とすれ違いましたが、自分の仕事に使命感を持ち一生懸命されてるような、綺麗な顔が印象的でした。こういう方の顔は眼と表情に輝きがあり、心に残ります。その後着席するときシートを倒すのに後ろの席の人に、シート倒してもいいですか、と言ったら、30代くらいの男性ですかね、タブレットでゲームでもしてたのか、それを両手に持ったまま無言で睨まれました。少し気分悪かったですが、気に掛けずシート倒しました。その無礼な男は神戸で降りて行きました。日頃からこういう程度の低い人間は無視するか気にしないようにしていますがそれでも多少は気分悪いですね。

自分ももういい歳なので旅のときに触れ合う若い人や女性、清掃など下支えの仕事をしている人にはなるべく丁寧に接します。旅のとき僕は派手な柄シャツにサングラスしているので、丁寧にお礼とか言うようにしています。旅ですれ違う人はもう二度と会うことなどない、本当に一期一会の縁ですが、出来ればいい印象を残したいですね。僕が何かを感じるように恐らく向こうも何かを感じると思うのです。普通の人間であれば。帰省先の田舎でも派手シャツにサングラスでパイプ銜えてるので、多少浮きますが、丁寧な感じで接するようにしています。元々自分の故郷なのだけれど離れて45年くらい経つともう感覚がズレててエトランゼですね。別に中学高校の同級生に会いたいとも左程思わないし、嫌いだった奴はどうでもいいし、そういうときにサングラスとパイプは役に立つ。向こうが僕を見て、あれっシオマス(僕のあだ名、僕は高校では何故か有名人で僕を知らない同学年の奴はモグリと言われていた)じゃない、と思っても、サングラスとパイプがガードとなり、分かりにくい。相手が嫌いな奴のときは知らんふりをしてればいい。というか、大体もう顔を忘れている。

僕の故郷、日田市の現市長は女性である、九州では珍しいと思う。タクシーに乗っても気さくに冗談とかをドライバーに言われる方らしい。それは僕にとって小さな誇りである。僕は政治家や首長はもっと女性がなったほうがこの国の為だと思う。長老の脳味噌が硬化したお爺さん政治家はいい加減退場して欲しい。女性だからいい、訳ではないけれど、女性のリーダー増えたらもう少しこの国は垢抜けると思います。ただ、女性でも中身はおっさんみたいな政治家は一杯いますがね。女性やLGBTQの人が日本の首相になる日が僕が生きてるうちに来ませんかね。