ウラングラス(10,9 x 5,4 cm)、ボール部分だけがウランガラスで出来ていて、時代は19世紀後半だと思います、フランス在住のディーラーから仕入れ、その方はフランス、バカラ社のグラスだと言っていましたが、イギリスのグラスのようにも見えます。ボールの下部にだけシックにカットを施し、金彩は使わないあたりはイギリスの物のようにも見えます。小ぶりなサイズは日本人好みですね。ガラスの質はとても良いです。珍しいグラスだと思います。
パリオリンピックで皆んな、メダルメダル、と騒いでいます。イギリスなんかでは、ここまでメダルに拘らないんじゃないか、とも思います。オリンピックメダルはある意味「オリンピック」という権威の象徴であり、権威好きの日本人だからこそここまでメダルの可否で騒いでいるような気もします。メダルを取るか取らないかでここまでメディアやネット社会が騒ぎたてるのも残酷な現象です。
まあでも、日本人がここまで互角に西洋人相手に勝負してるのは確かに凄いことです。僕が子供の頃のオリンピックは水泳でも陸上でも日本人が決勝に出るなんてまあ殆どあり得なかった訳で、テレビで遥かに体格の良い外国人と並んで日本人が出てるのを見てるだけでも、淋しい気分になったものです。それに今は「日本選手」と言っても肌の色、体格など色んな人がいます、これはとても良いことだと思います。元々、「日本人」なんていうものも長い目で見れば一つの幻想ですから。「日本人」の姿はその時そのときで変化するのが当然です。僕は出身が九州ですが、九州なんて気質的にどちらかというと大陸気質だと思います、元々は大陸から流れてきたんでしょう。日本人の韓国人差別なども近親憎悪的な面もあるんじゃないでしょうか。といっても、「日本人」というものを全否定してるのじゃありません、相対的流動的で絶対的なものではないと言いたいのです。日本文化を中国や韓国の影響なしで語るのは無理ですよね。
僕は恥ずかしながら東アジアを旅したことが全くありません、僕の盲点ですね。台湾行きたいですね、シンガポールはちょっとだけ行ったことがあります、もう一度行ってみたいです。シンガポールで夜の港でボートに乗ったんですよ、そしたら近くを走ってた小さな高速船みたいなのがすーっと僕に近寄って来て、男の人と女の人が僕に何か質問したんですね、そして少し間を置いてから何も言わずさーっと僕から離れて行ったんですよ、まるで僕に似た誰かを誘拐しに来たような感じで、後から振り返ってとても怖かったです。この二人の雰囲気が何となく普通じゃなかった、秘密警察かスパイみたいな感じで。一瞬のことでしたけどね、昔能登半島とかでもあった北朝鮮の誘拐もこんな感じだったのでしょうか。
ではまた、See you soon.
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