白い額入りの版画(27,8 x 24,8 cm)、“Tree at Armadale”と書かれています。スコットランド、スカイ島の風景のようです、‘77年とサインがあります、そう古くないなと思いつつも半世紀は経っているんですね。A/Pと書かれているので作家自身が手元に置いた物かもしれません。中々良い絵だと思います。絵は気に入らないと仕入れません、店に置けば場所も取るしイギリスから送るときも重いですから気に入った物だけを仕入れます。イギリスでは色んな町の色んな場所に仕入れに行きます、手頃な大きさで、自分で観て、良い絵だなと思えば連れて帰ります。正直絵を観る目には自信があるので、店に連れ帰った物は殆どが自信を持ってお勧め出来ます、後は買う方の好みの問題だけですね。それでも昔は詰まらない絵を仕入れていたような気がします、仕入れながら自分の眼も変わっていったんでしょうね。アンティークは自分で身銭を切って少しずつ学んでいくしかないですね。
美容師を選ぶときに僕が考えるのは、カットの技術もあるけれど、普通カットして貰いながら話すでしょ、だから話してて会話が噛み合わない人に髪を切って貰うと中々に辛い。昔、髪切って貰ってたときに女性の美容師さんと話してたら彼女がこんな話しをした、友達が凄くお金稼いでるって言うから幾らか訊いたら、たったxxx万で、笑える〜、と言いながら笑っていた。僕は黙って聞いていてそれには反応せず無言だったがこれを聞いて、もうこんな下品な女には髪切って貰いたくないと切に思い、他の理由もあったがそれ以来二度と行かなかった。
その点では美容室はバーに似てるかもしれない、話しの合わないバーテンダーを目の前に酒を飲んでも中々酔えない、金沢で僕の行きつけのバーは一軒だけ。会話が成立しない場所でお金を使うのはバカらしい。おべっかを言うバーテンダーも苦手、カッコつけてる割にお酒と食べ物の知識が半端なバーもイヤ、口の軽いバーテンダーはもってのほかだし、ナルシスト系も見てて辛くこっちが酔えない、客との距離の取り方を知らないアマちゃんバーテンダー、客の目の前でバイトの子を蹴るバー、付け出しのプレートが垢抜けないバー、自分の店は一流だと思い込んでる傲慢な老バーテンダー、自分が作れない物を客が注文すると客が悪いように言うバーテンダー、注文の仕方が悪いと怒るバーテンダー、こう色々挙げ列ねていくと本当に残らない、、。それだけバーテンダーは難しい仕事なのだと思う。もう一軒あった。時々行く、片町にあるサンドイッチ・バー、ここも大好きだ。僕が感心するようなそこまでのレベルにはまだ行ってないけれど若くて頑張ってるバーテンダーもいるので彼らには頑張って欲しい。今僕が悪例として出したのは皆んな中年以上の男だ。
本当に「いい店」ってどんどんなくなっていきますね。だから皆んな家に籠ってスマホ漬け、家から出ない。家から出ないから「いい店」は人が来なくて潰れる。ニワトリとタマゴどっちが先、と同じ話し。
遊び方を知ってる、って大切なことなのに、今の世の中にはそれを学べる場所が本当に少ない、これはこれで大問題ですよ。
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