散歩はするもの。

最近ロンドンで昔ほど散歩をしなくなった、仕事で動き回り体力が無い、疲れているときはそんな気になれない、それで無目的にぶらぶら歩くことが少なくなった。歳がいって体力が落ちたせいもあるが折角便利な場所に滞在してるので今回は散歩に出掛けている。色々発見や出会いがあり楽しい。一昨日もOxford street を歩いていたらドラムの音がするので引かれて横道に逸れて行くと何と逆さのバケツ並べそれに小さなシンバルを地面に置いただけのドラムセットで中々の演奏でリズム感素晴らしく多くの人がバケツにお金を投げ込んでいた。ロンドンも昔に比べるとめっきり大道芸人(busker)が減った。お金にならないのだろうがそれでも群を抜いて素晴らしいと矢張り道行く人は喜捨している。財布の紐が皆んな硬くなっただけで演奏が素晴らしければ皆んなそのリズムに釣られてついコインの一二枚は出してしまう、ということ。僕も写真を撮るときはコインを投げ入れる、タダでは撮影しないようにしている。矢張り対価を支払わないと、、。

人が創意工夫で作ったもので楽しんだならばお金を払うべきだと思う、この写真にもスマホでこっそり動画撮ってる人が写り込んでいるが僕はこういう人種は嫌いだ。盗むのと同じだと思う。楽しんだならばその対価は支払われるべきだ。皆んながお金を投げ入れるから彼はまたここでバケツ並べて演奏で人を楽しませることが出来る訳で、ボランティアではない、これは仕事なのだ。このお金で彼はコーヒーが買える、マフィンが買える、地下鉄代が出る、のだ。だからスマホで「盗まないで」欲しい。