インタヴュー。

昨日はロンドンに仕事で来るようになって初めてあることをした。インタヴュー記事を書くのに取材したのだ。このホームページに最近「people」というページを作り「料理 小松」さんの記事を載せたのだが、彼の記事の後編を書いた後にロンドンの日本人アンティークディーラー「タケさん」の人生について書こうと思っていて、それで今日仕事後の彼と待ち合わせ何時もの Caffe NERO で二時間彼のインタヴューをやった。少し前からタケさんのことを書いてみたいと思う気持ち、この人絶対に面白いだろうなという勘があって、本人が、僕の人生なんか普通でなんも面白いことなんかない、というのを電話で無理にお願いして話して貰った。先週彼につげ義春さんの「無能の人」の話しをした、僕の中で彼の中の何かが「無能の人」の主人公を連想させたのだ。昨日の午前中僕は体調がいまいちでインタヴューなんか出来るのだろうか、然もイギリスでやるのは初めてなのに、と思っていたが、NEROで二時間、水が流れるようにタケさんは一気に話し続け、終わったら僕は何故かとても元気になっていて、彼の話しから大いにエネルギーを得ていた、という不思議。今までやったインタヴューで最も面白かったかもしれない、と思うくらい面白かった。彼が二七才でロンドンに来た経緯を彼が十五のときに遡り、七十四の現在までの人生について聴いた。僕自身の今後の人生について、いや自分の生き方、生きていくうえでのプライオリティ(優先順位)についても、彼は意図していなかっただろうが教えられるところあるお話しであった。

以上、楽しい二時間余だった。来月には記事にしたいと思っている。