英国ロイヤルオペラの公演が6/22〜7/2東京文化会館等で開かれます。演目はヴェルディの「リゴレット」とプッチーニの「トゥーランドット」。詳しくはNBSのホームページをご覧下さい。英国ロイヤルオペラは世界五大歌劇場の一つで今世界で最も勢いがあるそうです。僕も去年初めてオペラを観に行きました。NBS主催のローマ歌劇場「トスカ」を観ました。ヴィットリオ・グリゴーロのテノールとソニア・ヨンチェヴァのソプラノ、この二人がデュエットで独唱する場面を聴きながら僕は、今自分は世界で最も美しいものを聴いているのだろう、と思いました。クラシック音楽は昔から聴いている自分ですがオペラの感動、歌声が掻き立てる感動は全く異次元のものでした。グリゴーロの独唱を聴いているとき感動の嗚咽のようなものが込み上げてきて、それは全く未知の経験でした。感動というより、その経験に相応しい言葉が無いくらいの深いもので、これが世界一流の歌声か、と思いながら本当に嗚咽のような感動の吐息が口から漏れ出るのを防ごうと口に手を何度も当てていたのです。
公演料金は庶民には確かに安くはないですが、一生の思い出が作れると思えば、高くはないと思います。一度世界一流歌劇場によるオペラを観られて「未知の感動」を経験されて下さい。「素晴らしい」の一言に尽きます。
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