19世紀後半の水彩画

19世紀後半の水彩画(額サイズ 28 x 33 cm)、イギリスの物。額も良いけれど絵も良いですね。このサイズは何処にでも飾れる大きさなので日本人の家にも向いています。店に飾っておくだけでも絵の周りがが静かに華やぐような気がします。最後の一枚の写真は枯れなんとする花と一緒に撮りました。僕は枯れ際の花が好きなので、こうやって手入れしてまた花瓶に挿して何日か愉しむ。まだ香りもするからしっかり生きているんです。

今日北陸新幹線が金沢から敦賀まで延伸しました。代わりに特急サンダーバードはなくなりました、今日からは金沢から京都、大阪方面に行くには敦賀で乗り換えなければなりません。名古屋も特急がなくなったので矢張り乗り換えが必要です。金沢の文化は西の文化です、言葉も食文化も西に属しています。それがこうやって東京方面の利便性だけが良くなり、西に行くのに不便になるというのは、金沢の本来の姿ではない気がします。四月から金沢と富山の街中を結ぶ高速バスもなくなります。こういう新幹線一辺倒の交通網というのは僕は解せません。これからは関西方面から電車で金沢に来る人は減ると思います。敦賀での乗り換えも時間がかかり大変らしいです。

新幹線を日本津々浦々に走らせるという考えが既に時代遅れな気がします。新幹線はとても便利ですが街を壊しもします。福井の人も今は喜んでいるでしょうが、そんなに良いかどうかは長い目で見れば疑問です。東京金沢間も新幹線でなく在来線特急の乗り換え無しで三時間半で結ばれる、なんていうのも想像ですが面白いと思います。

松山や松本に行くと街の空気が何処かのんびりしてますよね、新幹線がもし来たらあの雰囲気は屹度消えますよ。そう思います。