ヴェネチアンモザイクのブレスレット

ヴェネチアンモザイクのブレスレット(長さ 21 cm)、約100年前の物、イギリスの友人ディーラーから仕入れました。最近イギリスのアンティークフェアーでもちゃんとした綺麗なモザイクのアクセサリーを本当に見掛けなくなりました。色んなフェアーに行っても中々見つからない。モザイクガラスのブレスレットは割と珍しいと思います。長さは見ての通り調整出来ます。掌に載せて撮ったのでサイズ感が大体分かりますかね、、。

先日、ダイソーが展開してる’Standard Products’に行きドリンク・ウォーマー(?)を買った。冬などにカップに入った温かい飲み物を冷めないように上に置いておく小さな円形の電気プレートだ。消費電力10ワット、こんなことに電力使っていいのか、という気もするが買ってしまった。温かいミルクをゆっくり飲むときに使っているが、どの程度効果があるのかは不明。何と、500円だったのですね、3000円だったら買ってないかな。ここのブランドは安くてデザインもいいので無印は敵いませんね、製品の色味も綺麗。百円ショップや三百円ショップの良くないところは安いのでついつい買い過ぎること。それで部屋は物で溢れていく、断捨離、コンマリ、そんなの知ったことか、という感じ。ポールスミスのシャツも増えている、スウォッチの時計も増えている。身体は一つ、腕も左は一つ。でもスウォッチは増えていく。Geox の靴も増えていく。この三つのブランドはデザインが綺麗だし、偶に変わった物があると買ってしまう。ブランドはロゴの入れ方下品だとそれだけで嫌になる、ポールスミスは着ていてもロゴが全く見えず知ってる人にしかポールスミスだと分からない物も多い、そこがこのブランドの良いところ、それとデザインに垣間見えるユーモアセンス。スウォッチの腕時計もデザインに小技が効いていて楽しい、時間が見難い時計も多く、そこが魅力、色使いも綺麗。ここの凄いところはスウォッチの電池が切れたら、直営店であれば世界中の何処の店舗でも電池を無料交換してくれること。

一方、今の日本のブランドはデザインで欲しくなるようなところが少ない気がする。SEIKOの腕時計も別に欲しくない、Takeo Kikuchi は嫌いじゃない、偶に買う。車も日本車のデザインはそんなに惹かれない。何か、今のデザインってマス(大衆)を狙うから詰まらない、売れることばかり考えてる。本の装丁も日本の本は汚い、そして下品な帯の宣伝文句。あれは昔「バカの壁」あたりから酷くなっていった印象、本読んで何回泣いた、とか、感動、とか書いて宣伝する。イギリスの本屋にはそんな下品な本は並んでない。本は泣く為に読むものではないし、帯の宣伝文句も権威的なものも多くウンザリする。万年筆も今のはデザイン悪い、微妙に下品。今のロレックスの時計も要らない、買えないけどね。昔のロレックスはあんなに品があったのに、、。

ということで、矢張り昔の物のほうが良いですね、という結論に落ち着く。それと、メガネ屋なんかに行くと思うのが、流行り物のデザインばかりでシラケる。何年か前に999,9(フォーナインズ)行ったらアーティスト風の黒くてデカイのばかりで欲しい物が余りなかった。メガネも増え続けてるが、行きつけの時計屋さんで作って貰っている、変わったデザインが多くて面白い、流行に関係なく仕入れてるので面白い。

日本って本来は美しいデザインの物を作るのがもっと上手い国だったんじゃないかな、どうしたんだろう?