ちょっと変わったトレー

大きなトレー(41 x 2,8 cm)、ブリキのような金属にグリーン系のエナメルコーティングがかかっていて中心にはお花が描かれています、多分イギリス製、フランスっぽいですがね、1800年代初めくらいです。とても面白い物です、スペースがあれば絵のようにして壁に掛けても素敵だと思います。薄いグリーンの色も良い色です。

今朝もエッセー書きましたが、机に就いていても中々書けず、一旦用事の為外出し、結局その外出先での些細な出来事を題材にエッセーにしました。無理に書こうと思えば題材はあるけれど矢張り気が乗らないとペンは動いてくれません。たとえテーマがあったとしても、切り口というか、視点が見つからないと書いていけないものです。気分が乗っていないとリズムにも乗れません。書いていく場合、何を書かないか、という、捨てる選択も重要です。何を言わないで済ませるのか、ということ。最初の一文が上手くいかないと後を引くというか、その後の文章も冴えないままに進んでいきますので、書き出しはとても重要ですし、文章は始めが難しいです。写真もちょっと似ていて、欲張ってファインダーの中に何でも入れようとすると雑然として「写真」にはなりません。何を撮らないか、という、捨てる選択が矢張り重要です。対象を冷静に観る眼も写真には欠かせません。

本当に上手い文章ほど一見普通に見えます、何でもない、普通にサッと読めてしまいその凄さに気付かない。逆に如何にも上手いなという文章は暫くすると鼻についてきて嫌になります。嫌らしさが透けて見え嫌になる。

文章は短くなればなるほど書く人の生き方、生活の質が透けてきます。誤魔化せない。そこが一番大変ですね。