仕入れは気分が左右する。

今日もアンティークフェアーに行ったのだが、何だか「お腹が一杯」で良い物はちょこちょこ目に入って来るのに手が出ない。これが仕入れ初日だったら色々と買っていたと思う。お金もある、体力も未だある、けれど、買う気になれない、もう荷物を増やしたくないという気持ちもある、重い物を持つのもそろそろ疲れてきた、そんな心理も働いている。結局、友人に支払いをしたのと、別の友人から絵を一枚、それとフェアーに知り合いのディーラーが来ていて挨拶したら明日僕の好きそうな物を持って来てくれることになった。後はカフェでコーヒーとミンスパイ二個食べて終了。アンティークフェアーのカフェは不味くて高い店が殆どだが、ここのはコーヒーも美味しく全部で4ポンド50と良心的お値段。それと、とっても欲しい物があったら買ったと思うがそこまでの物は無かったということ。5段階で言えば、4とか3ばかりで「5」は無かった。心ときめくまでの物は無かった。

アンティークの仕入れは偶然に左右されることも多い、偶々誰かに会う、大きなフェアーで何処をどう回るか、タイミング、ちょっとしたタイミングで物に出逢ったり逃したりする。その時の気分もある、同じ値段の同じような物でも昨日なら買ったのに今日は買わなかったりで自分でもよく分からない。それと、体調も左右するように思う。物を買うには気力も要る。諸々の因子が重なって物は自分の処にやって来る。不思議な世界だ。物と出逢うか否かはその因子の満ち欠けに左右される。

明日は何か仕入れたいと思っている。一個でもいいから良い物を。