古い万年筆と美味しいバゲットサンド

何の脈略のない写真を二つ。昨日仕入れた古い万年筆七本、中には百年前のもある。戦前のインクを吸入するタイプの万年筆は、インクを吸入して使うより付けペンのようにして使うほうが合理的だと思う。昔の万年筆は古い腕時計と似ていて使うには気を遣わなければならないが、物としての魅力は今の物より大きく優っている。姿が美しいのだ。

もう一枚の写真はフランスのサンドイッチチェーン店のバゲットサンド、ブリーチーズとクランベリーの組み合わせでピスタチオも入っている。ブリーチーズとクランベリーのサンドは僕がまだイギリスを車で回っていた今から十年以上前、イギリスの田舎のスーパーで偶々見つけ食べてから、これ以上に美味しい具材の組み合わせはないと思っている。絶妙なコンビネーション、ブリーとクランベリー。

アンティークの仕入れは何時もより少ないが何かもう気分的にはスローダウンしつつある。数日前にとても良い物を三つ仕入れ何かとても満足してしまった。その内の一つは古いイギリスのグラス、何と、1680年頃の物。グラスとしてはとても古い、美術館級の古さだ。後は香水瓶とサンプラー(刺繍絵)。その前日に、今回は面白い物、グッとくる物を仕入れられてないな、と思っていたら翌日に三つも手に入った。後一つ二つグッとくる物が手に入ったらいいかなと思う。今回は焦らずのんびりやりたい。そんな気分の仕入れの旅だ。