速いもので後半戦。

速いもので仕入れも後半戦に入ろうとしています。今回は何時もより短いので体力的には消耗が少ないです、滞在場所がロンドン中心部というのもあり足腰の疲れがそれほど酷くないです。最近ロンドンの地下鉄も色んな犯罪が増えているそうで、今以上に用心しないといけません、唯ロンドンの治安は地区によって大きく違うので、地下鉄でもどのライン(路線)のどの方向に向かって何時頃乗るかによって治安の差は大きいのです。例えば ロンドンを南北に縦断して走るNorthern Line でも中心部から北に行くのと南に行くのとでは別世界です。北に住んでる人はほぼ一生南には行かないんじゃないか、というくらい中心部を越えて地下鉄で南には滅多に行きません。本当に「分断」と言っていいくらい別の世界に生きていますし、基本イギリスは今でも階級社会ですから、わざわざ自分が属してる世界と大きく隔たった場所には行かないのです。その落差の大きさはロンドンのようなヨーロッパの大都市に住んだことがない人には想像に難いと思います。地下鉄の駅が一つ二つ違うだけでも急に街の様相が変わるときもあります。

今日の午後宿に戻って温かいペパーミントティーを淹れて飲んだんです、何時もはコーヒーが多いんですが、お茶ってホッとしますね。コーヒーとはまた違った優しさみたいなものがある、身体が安らぐ。今日のロンドンは日中も恐らく零度くらいで息が白く鼻も寒さでツーンとくるくらいの寒さ。そんなとき帰宅して温かいハーブティーを飲んで身体を温める、その温かさの身体に染みること。疲れと寒さが一杯のティーで取れていく。今ロンドンも空前のコーヒーブームで何処も彼処もコーヒーショップ、高級スーパーの棚もコーヒーに押しやられティーは肩身が狭い。僕も何時もはコーヒーを飲んでいるのだが、今日みたいに寒い日は身体がティーを求めている。ロンドンのコーヒーショップもオシャレで高い店が多いのですが、僕が好きなカフェはそうオシャレでもなくちょっと風変わりな人が店の端に一人佇んでいるような時間の流れのゆっくりした場所。でも今のロンドンではそういう店は郊外に行かないと中々無い、皆んな消えた。未だほんの十年前はあったんですがね、皆んなチェーン店系になってしまった。

明日は早朝ちょっとした骨董市に行き、昼は友人とピカデリーの本屋で会い、その後は別の友人の息子のフィアンセに食事に招かれています。彼女はスペイン人で料理が得意なので美味しいスペイン料理が食べられるのではないかと密かに期待しています、、。