重ちゃん、「出雲」。

僕の友人に名古屋で「出雲」という料理店をやっていて、時々ヨーロッパにも行き料理を作る「重ちゃん」と僕が愛情込めて呼んでいる男がいます。変わり者でしょう、恐らく。何故なら一緒に酒を飲みながら李珍宇(彼の書簡集に「罪と死と愛と」(三一書房)がある)の話しが出来る料理人も日本にそういないと思うから、です。もう一つ思うのが、彼の店の屋号が、昨今のオーナーシェフの有名料理店によくある自分の苗字から取ったものではなく「出雲」であること。これも彼の料理人としての姿勢を(無意識にせよ)表している気がするからです。彼は和の料理の手垢の付いた既成概念を破り原点回帰しながら食の仕事をなしている男、というイメージです。今書いてて思ったのですが、重ちゃん(大谷重治氏)には「男」という言葉が似合います。理由は分かりません。

以下は、重ちゃんのドキュメンタリー映画の予告編です、何れ世界同時公開されると思います。コピーペーストしてご覧下さい。

https://youtu.be/NXvkONiBEYA?si=DgIfoobj__cW2QWb

(写真は夜中のロンドン南部の街、Balham)