随分前から書いてる物語も終盤に来ている。中編二つに短編が五つくらい。恐らく一冊の本になる長さだ、出来上がったら、データとしても有料で読め、オンデマンドで一冊から本としても注文が出来るサイトがあるので、そこで公開するつもりだ。もうデザイナーさんも探してある。友人の紹介で会ったデザイナーさんが、塩井さんの考えならそのサイトがベストだと思う、とそれを教えてくれたのだ。後もう少し、今は最後の短編を書いている(写真)。それで一区切りにしようと思う、何時までもきりがないから。表紙に使う写真も決まっている、昔、南アイルランドの村で撮った廃墟と化した中世の教会の写真だ。フィルム写真なのでデータとして読み込んで貰うつもりだ。僕は自分の書いたものを人に読んで貰いたいだけ、それ以外の欲は殆ど無い。本当に。出来ることなら偽名で出し、僕は隠れていてもいいくらいだ。何かの文学賞とかも要らない(一つ例外はある、泉鏡花賞なら有り難く貰います!)、兎に角騒がれずに静かに書きたいだけ。まあ、心配無用。多分騒がれることはないだろうから。そのサイトにアップして(出来れば)皆んなが紙で読んで楽しんで貰えたらいい。メインは「ガロア」という、僕が昔通っていた飲み屋の主人が主人公の(中編)物語だ。真剣に書いたが出来はどうかな、ボチボチかな。自分は短編のほうが向いてる気がする、長くなりだすと僕自身が真面目になり過ぎウィットというかユーモアを失いがちになる気がする、のだ。
ただですね、こうやってノートに向かって万年筆走らせているときの静謐さが堪らないんですよ。この幸福感に比べたらアンティークの売り買いなんてオマケのようなもの、ですかね、、。後、ノートをこうやって眺めると、美しいな、と思える瞬間があります、勿論字が綺麗とかじゃなくて。僕は上手く書けているときは字が小さくなっていくんです、だから字がでかいページは後での書き直しが多い。
完成したらこのホームページでお知らせします!待ってて下さい。
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