1834年の水彩画

1834年4月20日の日付がある水彩画(額の大きさ、32 x 26,5 cm)、恐らくスコットランド地方の物。額は絵より少しだけ後の時代だと思います。1834年のイギリスはヴィクトリア時代になる数年前ですね。イギリスの古い水彩画は好きなので素敵なのを見かけたら仕入れるようにしています。

最近どうしても身体の疲れが取れないので例の刺青入れた方々が時々来る郊外の温泉に行って来ました。モール系と言うんですか、茶色のお湯で、40度のヌルい温泉に約半時間浸かるんですが、それで一晩寝ると翌朝本当に身体がすきっと軽くなるんです。身体に溜まった疲労が抜けるんです。モール系温泉の不思議な力です。これが僕の健康法ですね、プールもいいけど、モール系温泉のデトックス効果は絶大です。金沢のいいところは市内に温泉が幾つもあること、温泉の治癒力って侮れないと思います。僕の年配の友人も大きな癌の手術の後、金沢で温泉に毎日通って回復していった、という人がいます。この僕が時々行く刺青オッケーの温泉はガテン系の男性をよく見かけます、彼らにとって身体は資本ですから、矢張りここの温泉は身体に良いんだろうな、とガタイのいい男たちを見ながら僕は思っています。こういう客層の温泉のほうが意外とマナーの悪い人はいませんね、僕が行ってるフィットネスの客層とこの温泉のそれとでは大きな開きがあります。フィットネスにもガタイのいい若いのは来ますが、彼らの身体は筋トレやスポーツで鍛えた身体、一方、こちらの温泉に来るガテン系は働いて鍛え抜かれた身体。働いて鍛えられた身体のほうが見てても迫力がありますね。面白いです。頭の良さにも似たようなところがあります、本ばかり読んでアカデミックな世界に閉じ籠った頭脳と、もっと社会や人との関わりの中で鍛えられた頭脳とでは後者のほうが遥かに魅力的かつ有益です。

まあぬるい温泉に浸かりながらそんなことを考えてました。