スタフォードシャの花籠を咥えた犬

イギリス、スタフォードシャで作られた磁器の犬(高さ 19 cm)、19世紀半ばの物。花籠を咥えてるのがちょっと珍しくてイギリスの友人から仕入れました。当時は暖炉のマントルピースの上とかに飾ったのでしょうか。磁器と書きましたが、半磁器くらいの柔らかい感じの物です。

イギリスでの仕入れは、珍しい物、クオリティ高い物は友人から仕入れることが多いですね。ここ数年は特にその傾向が強いです。友人達も恐らく特別な仕入れ先を持っていて会えば大体変わった物を一つ二つ持っています。友人のほうが物の来歴などをゆっくりと訊けますし全体的に安心して買えます。後、その人が持っている物の傾向も分かっていますから、事前にこんなのあるとかないとか訊けますし、便利でもあります。アンティークフェアーなんかでも表に出してない物を買うこともときにあります。あっそれなら、家にまだあるから持って来るよ来週、なんてこともあります。まあでも大切なことは余り欲を出さないことですかね、信頼関係を損なうのは良くないですから。どんなディーラーでもそうですが、良いディーラーほど、この人なら売ってもいいかな、というのがありますから、気が向けばまた奥から出して来てくれたりもします。そんなときもこっちはガツガツせずアッサリすることが大切ですかね。イギリス人が嫌がる買い方、というかマナーがありますから、それを守るのが重要です。一部の中国人などそんなの御構い無しで仕入れていく人見掛けますが、長期的に見れば損だと思います。後、しつこい値切り、もそんなに得じゃないと思います。

ぼくにとって仕入れは関係性の中でする感じですね、人と付き合いながら仕入れていく、だから仕入れに付随するものが色々とある。売るときもそんな感じですね売るだけじゃない、他にも色々あったりする。その「関係性」が楽しいんですね自分にとっては。