19世紀のイコン(旧東ドイツで仕入れた)

今回の仕入れで入った19世紀のロシアンイコン(31 cm x 27 cm)の聖母子、イギリスではこういうのは余り見かけないので旧東ドイツに行った甲斐がありました。イコンはもう一つ仕入れたので改めて紹介出来ると思います。キリスト教美術にはとても惹かれる、自分はクリスチャンでもないのに。特にビザンチン時代の物などは大好きだ。こういうアンティークは売れても売れなくてもいい、店に飾っておくだけで空間の雰囲気を変えてくれる力があるから。まあ皆さん観に来て下さい。

今日プールの帰りに寄り道してタワレコで久し振りにジャズCDを買った。Jonny Griffin - Art Taylor in Copenhagen (レーベル: Storyville)というやつ、やはりグリフィンのサックスは素晴らしい、64年の録音。50年代、60年代のジャズばかり聴いてるとそれ以降のジャズが聴けなくなるのは僕ばかりじゃないだろう、お陰でキース・ジャレットが僕は聴けなくなった、あれだけ好きで聴いていたのに今は全く聴かない。昔の小説を読んでると今の作家が読めなくなるのに少し似ている。ビリー・ホリデーの歌声を聴いた後に誰が聴けるだろうか、あんな呪いみたいな強烈な歌を聴いた後にはサラ・ヴォーンやヘレン・メリルは無理だ。全く根拠はないが美空ひばりはビリー・ホリデーを何処か意識して歌っていた、詰まり影響を受けたんじゃないかと、ふと思ったことがある。

こんな時代だからこそ逆に途轍もなく「濃いもの」に惹かれる、濃密な世界に。とても濃いものに触れて自分が人間であることを確かめたい欲求、そんな感情にも似たもの。人間には混沌としたものを欲する気持ちが必ず潜んでいる、ともすると危険でヤバいものに惹かれるのだ。

昔のジャズはいいですよ、セロニアス・モンクとかチャールズ・ミンガスとかクリフォード・ブラウンとか。タル・ファーロのギターも最高ですね、エディ・コスタのピアノと聴くともうこれ以上ないくらい素晴らしい。皆さんジャズで夏を乗り切って下さい。