シルクの布を使ったペントレー

木製のペントレー(24 cm x 14 cm)、ガラスの下にシルクの布が敷いてあります。イギリス製で1900年頃の物、最近はこういった物でも余り見掛けなくなりました。イギリス、サフォーク州の田舎のアンティークフェアーで見つけました。ロンドン近郊のフェアーでもし見掛けても値段が高いですね。中に敷かれている布はもう少し古い物かもしれません。小皿にお菓子を載せたりするトレーとしても使えそうです。

帰国して二週間弱、秋の仕入れのことを考えたり準備にまた入らないといけないのですが、次回からロンドンの宿の場所も変えたいし、色々と昨今のヨーロッパは不安定要素も多く、円安でもあり、ちょっと今後の動きかたを考えてしまいますね。一ヶ月くらい向こうにいる、というやり方は経費が掛かったとしても変えたくないので、変えるところは思い切って変えていかないと未来はないですね。正直、難しいです。イギリスも物価高、治安悪化、諸々のサービスの低下、鉄道ストライキ、などマイナス要因が多い中どうやって攻めていくのか。今回ドイツに行ったのは良かったと思いますし、ベルリンには時々行こうと思っていますが、矢張りメインはイギリスなので、、。

ただ、僕は結構変わったアンティークを持っているのでそれはこんな時代には強みではあります。でもね、止まったら終わりなんですよ。Keep going じゃないとね。今回イギリスから送った荷物の状態が酷くて、ガラスが何個も割れてね、凹みますね。何故か良いグラスから割れるんですよ。ラリックが三個割れました。イギリスのディーラーの友人にメールしたら、皆んなが、俺たちに何か出来ることあるか、助けるぞ〜、ってメールが来て。嬉しいです、本当。こういう向こうでの人間関係も、長くいるからこそ築けた訳で、サッと仕入れてパッと帰るようなことでは、そこまで行けませんからね。

色々大変ですが気持ちを持ち直し次の仕入れについて考えたいと思います。

気持ちの強さ、は大事です。