営業しています、6/22(木)は帰省の為休みます。

昨日から一応店を開けている。(来週木曜22日は九州帰省で休みます。すみません)といっても時差ボケと蓄積した疲労で怠くボーッとしている。僕は時差ボケとは戦わないようにしている、実際今午前一時半にこれを書いている。今日ある店に行ったら僕が昔英語を教えていた三十代半ばの女性が店員をしていて、彼女はイギリスにたまに行ってヴィンテージ物を仕入れて売っているのだが、最近体力が落ちて来たので、今度イギリスに行ったときにピンとくる人がいたらお金を振り込んで物を送ってもらうような仕組みを作りたい、みたいなことを言っていた。詰まり自分で身体を使わなくても仕入れが出来るようにしたい、とのこと。こっちは還暦過ぎても身体張ってやってるのに、未だ若い子が何を言う。僕はそんな甘い考えならその仕事止めればいい、赤の他人の誰が地球の反対側にいる貴女の為に一生懸命物を選んでくれるの、トラブル起きたらどうするの、と軽く怒った。怒ったまでいかないな、呆れてつい本音をはっきり言った。

こんな時代、色んなツールがある時代だからこそ逆に身体を張って色んなとこで人に会い無駄を沢山して日々学びながら仕入れることがとても大切なのに、楽したい、とは。それは三十年四十年働いた後なら分かるけれど、それでもこんな変化の激しい時代に楽出来る環境なんてあるのかしら。ものは本気で取りにいかないと手には入らない。強い気持ちの一貫した持続。余り上品な言い方ではないけれど、欲が萎えたら終わりだと思う。

明日から「フェルメール」は二十六年目に入ります。長かったけど終わってみれば一瞬ですね。イギリスとドイツで仕入れた物は明日全部届くので少しずつ紹介出来ると思います。