手紙、1735年。

昔スコットランドで仕入れたフランスの手紙、1735年の物のようです。大きさはA4サイズくらい。書き手の息づかいが聴こえてくるような美しい字ですね。前にこのページで書いたようにこれもアクリルケースに入れてありますので立て掛けて飾ることも出来ます。アクリルケースの良いところは裏側も見られることです。1735年はクラシックで言えば正にバッハ、ヘンデル、スカルラッティの時代です。

三日前からマスク着用は基本個人の判断となりましたが、驚いたことに殆どの人は着けたままでマスク無しの人は数パーセント。僕はポケットに入れて、もし必要になったら着けられるよう持ち歩いてますが基本してません。ただ一応気は使ってるつもりで知らない人に話し掛けるときは小声で口に手を当てたりしています。僕はしてる人もしてない人も尊重されるべきだと思いますが、要は、自分の意思で今もマスクしてる人がどれだけいるか、だと思います。矢張り「目立ちたくない、はみ出したくない」といういう心理からしてる人が多勢のようにも思えます。これが、してる人が七割くらいでしてない人が二割くらいなら、最初はそんなもんかなと思いますが、今のこの状況は「異常」に思えます。繰り返します、してるしてないじゃなく、自分の信じるところからどちらにするか決めた人がどれだけいるか、が大切なのです。初日の13日、僕は飛行機に乗りましたが、してないのは僕だけ。隣に誰か乗ってきたら悪いからそのときはしようかと思っていましたが、横には誰も来なかったのでしませんでした。イギリスでマスクしてる人の割合と、現時点での日本でしてない人の割合が同じくらいですね、いや、正確にいうとイギリスでしてる人は1パーセントもいませんがね、、。この真反対の状況の背景にあるそれぞれの心理は考察に値すると思います。

勿論この三年で皆んなマスク慣れしたのかもしれませんが、世の中慣れていいものと慣れてはいけないものがあるように思います。人の顔は情報でもあります、半分見えないとそれだけ読み取れる情報も少ない訳です。

自分で決める。これが大切ですし、ロンドンの地下鉄で一人だけマスクしてる人も尊重されるべきだと思います。

それと誰かが言ってましたが聴覚障がい者には話し相手の唇が見えたほうが分かり易いらしいです。政府の言い方もずるいですよね、何処か責任放棄したような表現でね、、。