1790年製の貴族のシルバー・トレー

イギリス、ロンドン、1790年製のシルバー・トレー。貴族の紋章だけが真ん中に入っています。直径42cm、重さ1,6kg余り。凄い迫力です、18世紀末の貴族世界が丸で垣間見られるような気さえします、こうやって写真に写り込む物が全て18世紀末世界に引き込まれていくような、その時代を本当にこうやって覗ける気がします。素晴らしい物です。イギリスの田舎で高級品を中心に扱うディーラーから仕入れました、仕入れのルートが確立されているのでしょう、良い物を持っていましたね。この写真を撮るのに上のダウンライトは反射を防ぐために消したので、シルバーの色が実際より黄色味を帯びています。これからもこういう素晴らしい物を仕入れていきたいと思います。(トレーに載っているグラスは1800~20年製のイギリスの貴族の紋章入りの物)

最近夢をよく観ます、僕は、世界はこの僕たちが生きる世界だけでなく、幾つかの平行世界が有ると信じているので、夢で誰か知らない人に会うと屹とそれは彼方側で誰かに会って来たのだろう、と思うのです。特に不思議な感じの夢の場合は。一昨日も、夢で四十手前くらいの女性で、油で古風に綺麗に髪を梳いた人が色んな場所を転々と貧しく彷徨っているらしく、何処かで以前会ったような気もすれば、徳の高そうな女性で、目が覚めたときとても印象深かったのです。現実の悩みがそのまま昇華されずに反映された夢ではなく、こういうシュールな夢を観ると自分の精神状態が良いような気がして気分いいですね。現実世界で徳の高い人間に会うことはそう多くはありませんからせめて夢の中で会えたら、と思います。

僕たちは過去の連続性の中で生きている、だから遠い昔と繋がってもいる。スマホ依存で生活していても矢張り何処か遠〜い世界に引っ張られている、それを自覚してるか気付かないかの違いだけで、この世界には「過去」という異界に繋がる小さな窓がある、と思うんです。