コロー風の油絵小品

今回仕入れた油絵(23 x 30 cm)です。画家は不明ですが中々の良い絵ですね、ちょっとコローの絵を連想させるような作風。恐らく19世紀半ばから後半の物でしょうか、額も良いです。仲の良いディーラーから仕入れました。絵は友人から仕入れることが多いです。僕自身暗い絵が好きなので困ります、暗い絵は売れ難いですからね。でも、この小品は中々ですよ、ずっとここに飾っててもいいくらいですね。

今回は絵を沢山仕入れました、安い物から高価な物まで、安くても心動かされる絵はありますし、値段じゃないですね。高価でも詰まらない物もあります。僕は絵が好きなんです、だからイギリスの田舎で面白い絵を見ると買ってロンドンの宿に持って帰る、重いから持つの嫌だな、、と思いながら、買ってしまう。大体田舎に行ってロンドン戻って来ると夕方で地下鉄とか混んでる時間帯で、頭の中で、どの路線で帰ったら乗り換えで余り歩かないで済むかな、とか考えて。両手にグラスとか磁器とか絵が入った袋提げて、えっこらえっこら歩いて帰る、僕は撫で肩なので荷物がよくずれ落ちる。あぁ、撫で肩って嫌だな、、と思いながらまた荷物を肩に掛け直し、トボトボ歩く。大変です。部屋に戻って荷物床に置いたらもう何にもしたくない、お茶飲む元気もない、ペットボトルの水でも飲んでベッドでぐたっとなる、そんな感じで毎日部屋にアンティーク溜め込んでいく。

アンティークの仕入れって気持ちですね、強い気持ちがないと続かない、毎日強い気持ちで動いて回る、それと体力。あっ、お金も要る。その三つのどれか欠けるとダメかな、お金は借金出来るけど、気持ちと体力は人から借りられない。

See you again.