毎日色んな場所で仕入れていて改めて思うのは仕入れの難しさだ。旅が長ければトラブルも起きる、そのとき自分の気持ちを同じに保つのが中々難しい、嫌なことが起きるとそれに自分の気持ちも引き摺られるからだ。後、このアンティーク界はズルい人悪い人も少なくない。それを正確に見抜き対処するのが仮に出来たとしても、矢張り疲れるのだ。イギリス社会は日本よりも人種、階級など多種多様な人間がいる。先日も田舎で運悪く多分アラブ系かな、とてもガラの悪いタクシーにぼったくられてしまった。ドライバーの顔をバックミラー越しに見たら人でも平気で殺しそうな顔だ、恐らくわざと遠回りしていたのだが、それに気付くのに少し時間が掛かり、文句を言うと逆ギレされ、下手に騒ぐと何し出すから分からない雰囲気で、今までで最悪のタクシー。しかも、このタクシーは品の良い地方のアンティークフェアーで売っていた田舎のオジさんが、地元のタクシー会社だから(安心だよ)、と言って調べ教えてくれたものだった、のだ。このオジさんに悪意があったとは全く思えないし、まさかこんな長閑な田舎でこんなガラの悪いヤクザなドライバーが突然現れ僕をハメル、とは。取り敢えず腹が立ったので、レヴューサイトにイギリス人の振りして最低評価の文句を書いて置きました。実際レヴューサイトを見るとそのタクシー会社の総合評価は五段階の二レベル。乗ってはいけないタクシーだったのですね。
後半の仕入れも平常心で続けたいと思います。
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