何処で食べるかは重要なのです

仕入れ期間が長いので近場で気軽に食事が取れる店を見つけるのは重要なこと。今居るところから二駅行ったところ Balham(バラム)の駅近くにカフェを見つけました。写真に見えるように目の前が高級スーパー Waitrose なので、食事の後 Waitrose でチーズやハムなどを買い込み、さっと電車で帰れるのです。このパスタもお皿が大きいのでお腹一杯になります。買い物の後外に出るとお母さんと子供が信号を待ってるのが目に留まりシャッター押しました。旅をしてるとこういう光景に何時もより反応してしまいます。

昨日も朝のラッシュアワーの地下鉄で、混み合う乗り換え通路で身体の大きな白髭の男性老人が斜めに伸びるように倒れ、手にサンドイッチを持ったまま目を閉じ痙攣を起こしていました。多分通り掛かりの人でしょう、若い女性が座り込んで手を握り話し掛けていました。偶々とはいえ、これも恐らく今のイギリスの状況を現している一コマだと思います。ロンドンの地下鉄は昔のマナーもすっかり消え殺伐としていますが、それでも乗り降りのとき他人が落としたスカーフを丸で自分の物かのようにドアが閉まる直前に数歩戻って拾い、それを今度は駆け足で落とし主に手渡す若い男性、そんな光景を見ると、未だロンドンも捨てたもんじゃないな、と思うのです。

ヴィクトリア駅の階段に座り込んだ若いホームレスの男性が大きなボード紙に書いた HOMELESS の文字を一生懸命黒マジックでなぞり太くしているのも、昨日の移動時に見た光景の一つです。