コロナは終わった?

今日は小雨降る中ロンドン市内を徘徊しました。友人とフレンチ・レストランで遅めの朝食を食べました。スクランブルエッグにスモークト・サーモン、ブラウンブレッド、そして濃いめのコーヒー。美味しかったし、楽しい食事で、自分はヨーロッパにいるのが本当に好きなんだな、と実感しました。六月と比べても更にマスク姿の人は減り、ヨーロッパ大陸からの旅行客も増えて、皆んな白い歯見せて大声で笑ったり騒いだりで、一見もうコロナは終わったことのようにも感じられます。一方、地下鉄に乗ると、行きと帰りの両方で座席を幾つも占拠し横になって眠る若い男性を見ました。恐らくホームレスの人だと思うのですが、外では寒くて眠れませんからね。ロンドンの人はこんな場合は、注意もせず、嫌な表情もせず、結構混んでいてもサラッと無視して気にも掛けず、好きにさせて置くんです。僕はロンドンのこんなところは好きですね。だってどう見ても普通の人には見えませんし、多分寝るところ無いんですよ、それを皆んな分かって好きにさせて置く。別に人に危害を加えてませんから。でも、こんな光景はコロナ前は見ませんでしたね。矢張り追い詰められた人がとても増えてるんでしょう。昼間の地下鉄で横になって寝てる人がいる、これも新しいことです。