呟き、、何故イギリス人はマスクをしないのか?

写真は今年6月半ばにロンドンのWaterloo駅で撮ったものです。如何に多くの人がマスク無しで歩いているか、これを見ると良く分かります。詰まり殆どの人がマスク無しで外出しているのです。駅でマスクしてると目立つくらい皆していません。電車に乗ると車内には、マスクをしましょう、とマスク推奨の掲示ポスターがあるんですよ。でも、殆どの人が守っていない。この時期にも多くの人がコロナに罹患していましたし、イギリスでは日本より多くの人が亡くなっています。皆、コロナを気にしてない訳ではない、それなりに用心はして暮らしてるが、マスク着用を拒んでいる。何人かのイギリス人の友人に、何故マスクしないのか訊きました。皆答えは違ってましたが、顔を半分も隠して人に会うなんて異常だ、そんななら会わないほうがいい、と言う人もいましたし、自分が呼吸して生きてる限りマスクをするという選択肢は断固無い、と言う高齢の男性もいました。単に、あんな物顔に着けて歩くのは気持ち悪い、と言う答えもありました。

国が違うとこうも違うのか、という大きな落差がマスク着用に関しては日英の間にあります。不思議ですし、僕にも理由は良く分かりませんが、イギリス人特有の自立心、俺のすることは俺が決める、他人(国)にとやかく言われたくない、という感情も大きな一因に思えますし、あんなの着けて歩くなんて気持ち悪い、人間じゃないよ、顔はどんなことがあろうと人に見せるものだよ、と言ってるようにも解釈出来ます。僕が凄いなと思ったのは、今回ロンドンのヴィクトリア駅をほぼ毎日利用していたのですが、この駅はコロナが流行りだした頃、コロナに罹った男性が駅員の女性に故意に唾を吐き掛け、確か一人か二人亡くなっているんです。でも、ヴィクトリア駅の駅員さんでマスクしてる人誰もいない。マスク無しで普通に働いている、冗談通勤客に言ったり駅員同士で談笑したりして。皆明るく普通に働いている。これは僕には驚きでした。

イギリス人皆が、コロナを過度に怖がらず積極的にリスクを取り始めた、という見方も出来るかもしれません。イギリス人はリスク管理は日本人より遥かに上手い、というか強(したた)かですから。話しは逸れますが、イギリス人が犯した近年最大の過ちはEU離脱だと思います。理屈なんか言う前にロンドンの街を歩けば火を見るよりも明らか、です。今回、エリザベス女王が逝去されましたが、日本みたいに勿体ぶったりせず、直ぐにあっさり報道されました。日本だと、もっと引っ張ってよく分からない意味不明の「空白」を演出しますよね。僕はイギリスのこのようなストレートさが好きですね。妙な神格化はしないしする必要も無い。(日本の権力者は今でも意味不明の神格化好きですね、頭悪いです)

マスク着用の是非を言いたかった訳ではなく、イギリス人と日本人には似ているところも多々あるのに、この点に関して何故こうも極端に違うのか、その理由が知りたいのです。日本人はリスクを敢えて取りながら前へ進むことを学ばないと、円安は更に進み物価はどんどん上がると思います。論理の飛躍に聞こえるかもしれませんが僕の中では繋がってます。後、お金持ってる方たちは過度に溜め込まず、使えば良いと思います。お金は使ってこそ活きるものです。海外に出ると日本全体が萎縮硬直してるのが良く分かります。

秋にはまた渡英してイギリス人ウオッチして来たいと思います。