何と早々に寝込んでしまいました。

日曜日にイングランド東部の競馬場で開かれていたアンティークフェアーに行きました。マップで見た感じ、駅から歩いて15分くらいかな、と軽く見積もっていたのが大外れ。駅前にはタクシーもなく、歩けど歩けど中々着きません。寒い中45分もてくてくと歩き、景色だけは綺麗だったけれど、辿り着いてみれば買う物など何もない最悪の市で、また駅まで歩いて引き返しました。身体が冷えたのか、月曜から発熱で寝込み、コロナ検査キットでは一応ネガティヴだったものの、火、水の二日間は正に僕の身体を舞台にしてウイルスと我が抗戦軍の戦いが繰り広げられ、本当に誇張ではなく、自分の身体で戦いが行われ、やっと今朝になって我が軍が勝利したのを体内感覚として実感していました。友人の奥さんがロンドンでお医者さんをしているので、時折電話で相談もしましたが、処方箋の要る強い薬を出すほどではないと言われ、ただこの四日間日本にいたときと同様にベッド上でもがき苦しんでいました。

長いこと仕入れをしていると色々あります、良いことも悪いことも。今年で僕のイギリス仕入れも四半世紀。嫌なこともありますし、自分の思うようにことが進まないことも儘あります。ただどんな時でも過度な守りに入らないのが重要です。過度に守り出すと全体の風景が見えなくなるんです。その風景の中で自分が今どう動けば良いか、それと人との出会いも遠のいて行きますね。人との出会い、それが全てですね。人と出会うからこそ物も手に入れることが出来る訳です。先ずは人です。便利な情報社会ですが皆んなその辺りの原点を忘れてますよね。